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あしあと

    文化財盗難に関する注意喚起

    • [公開日:2023年6月19日]
    • [更新日:2023年6月19日]
    • ID:126

    仏像をはじめとする文化財の所有者および関係者、地域の皆さまには、防火防犯のため日頃の戸締まりや、見回りに余念のないことと存じますが、あらためてお願いしたいことがあります。

    それは、仏像や宝物類の写真を撮り、大きさを測っておくということです。

    仏像の盗難事件発生!

    平成24年6月、長浜市内で相次いで仏像の盗難事件が発生しました。これは無住の寺院に忍び込み、仏像や掛軸を盗み取るというもので、現在も捜査中です。近隣には民家が何軒もあることから、犯人は何度も下見をして周到に準備を進めていたものと考えられます。

    3年前の平成21年7月に長浜で発生した仏像盗難事件(犯人逮捕済み)では、一部の仏像が無事に所有者のもとに返還されましたが、所有者を特定するうえで大きな決め手になったのは、事前に文化財調査を行い、仏像の写真を撮影していたことでした。

    信仰の対象である仏さまにカメラを向けることには、抵抗があるかもしれません。

    しかし近年狙われているのは、写真や記録がなく捜査のおよびにくい未指定文化財が中心です。現実に、盗難にあった仏像が発見されても、それが自分のところの仏像かどうかわからないというケースが数多く見受けられます。極端な場合、秘仏ゆえに所有者ですら姿を見たことがなく、盗まれたことにも気付いていないこともあります。平成21年の事件についても、せっかく発見されたのに所有者を特定できないでいる御像があります。

    仏像を盗難から守るために

    ぜひとも、住職や総代など責任ある立場の方だけでも御像を確認し、撮影・計測を行ってくださいかんたんな記録方法はこちら)。万が一の場合は、その写真と記録をもとに捜査網が敷かれ、御像を水際で救い出すことにつながります。さらに、定期的な点検は思いがけない虫害や損傷の早期発見にもつながります。

    大切な地域の文化財を守り続けていくには、地元の皆さまが関心を持って見守っていただくことが何よりも必要です。今後とも文化財保護になおいっそうのご協力をよろしくお願い申しあげます。

    もし、撮影や調査についてご相談等がありましたら、生涯学習課文化財保護室までご連絡ください。

    万が一、盗難等が発生した場合は

    • ただちに警察に通報しましょう。(現場はなるべくそのままで保全してください)
    • 指定文化財が盗難にあった場合は、生涯学習課文化財保護室にもご連絡ください。

    関連ページ

    詳しくは「盗まれた仏像をさがしています!!」のページをご覧ください。