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あしあと

    平成26年3月15日号

    • [公開日:2014年8月12日]
    • [更新日:2021年9月1日]
    • ID:152

    長浜市指定文化財「木造十一面観音菩薩立像(国安自治会)」

    • 指定日:昭和61年4月1日
    • 所在地:長浜市余呉町国安
    国安自治会十一面立像

    かつては草岡神社(旧称天満宮)内の安養寺に伝わり、氏神とともに氏仏(集落の守り本尊)として、地域住民に信仰されてきました。江戸時代末期、文政11年(1828)に開板された「江州伊香三十三所巡拝記・御詠歌版木」には、「国安村片岡山安養寺 十一面観音 弘法大師御作 天満宮御社ノ内」とあります。

    その後、明治初期の神仏分離令により、集落内の円通寺に遷され、現在は光勝庵に安置されています。この観音さまは、国安集落特有の「六斉(ろくさい)」と呼ばれる6人の世話方が中心となって護持されています。

    本像は、笑みをたたえた豊かな頬、複雑に乱れながらも形式化された衣文、腰の引き締まった程よい肉付け、バランスのよい体躯などに特色があり、室町時代頃の作風を示しています。現在は左手に錫杖(しゃくじょう)を持ちますが、当初は蓮華を挿した水瓶(すいびょう)を執っていたものと考えられます。いつの時代か、長谷寺(本尊十一面観音は錫杖を持つ)信仰の影響により、この像にも錫杖を持たせたのでしょう。

    ※資料写真は錫杖を外して撮影しています。

    (『広報ながはま』平成26年3月15日号より)