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あしあと

    平成26年5月15日号

    • [公開日:2014年8月12日]
    • [更新日:2021年9月1日]
    • ID:155

    滋賀県指定文化財「木造菩薩形立像(鶏足寺)」

    • 指定日:昭和58年3月28日
    • 所在地:長浜市木之本町古橋
    鶏足寺菩薩形立像

    左手に魚を入れる魚籠(びく)を携える姿から「魚籃(ぎょらん)観音」として親しまれている御像です。魚籃観音は三十三観音のひとつで、羅刹(らせつ)・毒竜・悪鬼の害を取り除くといわれます。ただし本像は、二の腕から先が後世に補われたものなので、当初から魚籠を持っていたのかどうかはわかりません。そのため指定名称上はただ菩薩形(ぼさつぎょう)となっています。頭部に10か所の枘孔(ほぞあな)が残ることから、いずれかの時代には十一面観音だったのかもしれません。

    ふくよかな四角張った顔に切れ長の眼差しをもち、奥行の深い身体は明快なくびれをもっています。衣には翻波式衣文(ほんぱしきえもん)や渦文(かもん)が見られることから平安時代前期(9世紀末頃)の作と考えられます。

    とりわけ胸部の豊かさが目を引く上半身には、衣をまとっていません。近年、千手院(川道町)の御代仏(ごだいぶつ)千手観音立像や黒田観音寺(木之本町黒田)の伝千手観音立像が同じく上半身裸形(らぎょう)で、後世に別につくった衣を着けていることがわかりました。もともと裸形としてつくられたのか、それとも後から着せるつもりだったのでしょうか、想像をかきたてます。

    ※資料写真は魚籃を外して撮影しています。

    (『広報ながはま』平成26年5月15日号より)

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