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あしあと

    平成26年6月15日号

    • [公開日:2014年8月12日]
    • [更新日:2021年9月1日]
    • ID:158

    長浜市指定文化財「木造天部形立像2躯(川並自治会)」

    • 指定日:平成2年4月2日
    • 所在地:長浜市余呉町川並
    川並自治会天部立像1
    川並自治会天部立像2

    川並集落は、「天女の羽衣伝説」(帝王編年記)で知られる余呉湖の北西岸に位置します。羽衣伝説のほか、「桐畑太夫と天女の伝説」(桐畑太夫縁起)、「天女の子を菅原道真とする伝説」(北野神社縁起)なども伝わり、天神信仰が広く浸透していたことがわかります。また余呉湖北岸には「衣掛けの柳」と伝わる古木があります。集落の南端にある地蔵堂には、本尊子安地蔵半跏像のほか、薬師如来三尊像、聖観音像、三十番神像などが一堂に安置されていますが、集落地先には7つの森があり、かつては森ごとに堂舎があったといいます。

    今回紹介する天部像は、もとは四方位を警護する四天王像として造られたと考えられます。2躯とも、カヤとみられる1材から、台座(邪鬼)を含めて彫り出しています。甲冑を着し兜をつけた武装身。彩色が施されていたらしく各所に下地の白土を残しています。両像とも肩から先を失うものの、体躯表現や表情には迫力があり、平安時代後期、12世紀頃の作風をよく示しています。

    ※像高:左98.4センチメートル、右104.7センチメートル

    (『広報ながはま』平成26年6月15日号より)