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至誠通天95 「菅浦文書」が国宝に

[2018年5月24日]

ID:4571

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広報ながはまに毎月掲載している市長コラム「至誠通天」です。

※至誠通天 誠を尽くせば天が味方してくれること

至誠通天95 「菅浦文書」が国宝に

 大変嬉しいニュースが届きました。西浅井町菅浦の「菅浦文書」が国宝となる運びとなりました。
 西浅井町菅浦は、作家白洲正子が「かくれ里」と評し、東西の四足門や古い石垣を見ながら散策すると中世にタイムスリップしたような感覚になり、心が穏やかになる、私も大好きな場所です。
 その景観は国にも認められ、国の重要文化的景観「菅浦の湖岸集落景観」に選定され、日本遺産「琵琶湖とその水辺景観」に認定されています。
 この景観すばらしい菅浦には、もう一つ宝があります。古いものは鎌倉時代にさかのぼる「菅浦文書」です。1281通と絵図1幅からなるこの文書は、菅浦の須賀神社が所蔵されるもので、中世村落の状況などを伝えた文書として知られ、高校の教科書にも登場する日本の歴史上においても名高いものです。
 この「菅浦文書」がこのたび国宝となる運びとなりました。国宝の指定は、県内は52年ぶり、市内では64年ぶりとなります。これだけでも快挙ですが、今回の素晴らしさは、これまで国宝となっている文書は、武家や寺社が残したものしかありませんでしたが、庶民が残した村落文書が初めて国宝に指定されるということです。
 「菅浦文書」の内容は、村人を断罪する場合は、証拠を取ってえん罪を防ぐべきことや、親の罪を子に負わせることがないように決めた村掟などで、現在の法律でも遜色ない進んだ法理念が記されています。
 この文書を読めば、この地には、古くから優れた考え方をもった人がおり、その考えを暮らしに生かす自治が息づいていたことがわかります。今回の国宝指定により、私たちの先人たちに再び光があたることを誇りに思います。
 湖北・長浜は歴史の重みと文化の薫りは、日本一だと思います。今後も「菅浦文書」などの「長浜の宝」の普及や研究活動を行い、この文化的価値を日本はもとより全世界に発信していきます。

▲菅浦集落

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