「生活保護」について教えてください。

　生活保護制度は、生活にお困りの人に対し、その困っている状況や程度に応じて、国が健康で文化的な最低限度の生活を保障（日本国憲法第25条）し、自分達の力で生活できるように手助けすることを目的としています。保護には次の8種類があります。
(1)生活扶助、(2)教育扶助、(3)住宅扶助、(4)医療扶助、(5)介護扶助、(6)出産扶助、(7)生業扶助、(8)葬祭扶助
　生活に困っているときは、下記の要件を前提にして生活保護制度を利用することができます。
○生活保護制度を利用するときの注意
　(1)働ける人は能力に応じて働いてください。
　(2)世帯のすべての収入や資産等（貯金、生命保険、自動車、土地、建物など）で生活保護を受けている間は保有を認められないものは、売ったり貸したりして、生活のために利用してください。
　(3)年金や手当など他の制度によって支給されるものは利用してください。その他、親子、兄弟などから援助が受けられる場合は、できるだけ援助してもらってください。

○生活保護のしくみ
　国が定めた最低生活費と、あなたの世帯のすべての収入を比べて、最低生活費より収入が少ないときに、その不足分が支給されます。