県指定 茶臼山古墳 古墳時代
 墳長約100メートル、後円形46メートル、主軸を北から142度東にふり、高さ10メートル、前方部長44メートル、最大幅51メートルをはかる秀麗な前方後円墳である。現在は前方部と後円部の高さが同等であるが、これは、昭和の初め頃軍事訓練のため削平されたことが『改訂近江国坂田郡誌』にあり、主体部が竪穴式石室であることが考えられ、元は古式の墳形をなしていたものと思われる。平成二年に行われた測量調査ではかつて発見されたと伝えられる円筒埴輪等の資料は発見されなかったが、川原石による葺石が確認された。
 この古墳の築造年代は、主体部が未発掘であり不明であるが、墳形、規模などから築造年代は四世紀から五世紀初めと考えられる。
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