重要文化財 大通寺広間附玄関 1棟 江戸時代
書院造であるが、書院造の要素である床、帳台構、違棚、附書院などを上段の奥に一列に並べているところにこの建物の特色がある。この上段の障壁には、各柱間ごとに画材を異にした著色の花鳥図、花卉図、人物図などが描かれて、江戸時代初期のものであるが、あたかも桃山時代の遺構かのように見える。
玄関は、宝暦十年、当住横超院の内室であった彦根藩井伊直惟の息女数姫によって建立附加したもので、正面襖には老松を、左右側面の壁張には多数の鶴を各金地に極彩色で描いている。
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広間内部 |

玄関 |