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含山軒外観

含山軒内部

蘭亭内部(その1)

蘭亭内部(その2)

山楽障壁画

山雪障壁画

応挙障壁画
重要文化財 大通寺客室(含山軒)及び蘭亭 1棟 江戸時代
 この客室は通称含山軒と呼ばれる。含山軒はその前庭に遠く伊吹山を取り入れた所謂借景式の枯山水庭園をひかえ、一ノ間には狩野山楽の手によるといわれる山水図、二ノ間にはその子、山雪のものといわれる山水図をそれぞれ障壁に描いている。
 山楽は近江の出身で、本願寺法主とも昵懇の間柄であった。その描く山水はいずれも水墨で、山楽は枯淡な筆法の中に力強い線を見せている。床貼附の山水図は後世砂子をふり画面を損なったのは惜しい。山雪は中央に大きな山を描いた大胆な構図を描き出している。
 蘭亭は前庭にまとまりのある小庭園を造り、一ノ間から二ノ間にかけて円山応挙の蘭亭曲水図を描いた障壁がある。応挙の写実主義が躍如として表れており、建物は簡素であるがその内部の絵画には見るべきものが多い。
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