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含山軒庭園
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蘭亭庭園
国指定名勝 大通寺含山軒及び蘭亭庭園 江戸時代 大通寺
 枯山水で、縁側に近い部分を広く砂地として池に見立て、池の中央梢右よりに石を積んで島を作り石橋をかけ、左手の奥に立石を組んで滝を作る。滝のあたりは石を立てて用い、豪壮の感があるのに対し、島の石組みは皆横に伏して静平の趣がある。植え込みは巨木を左右に分けて配し、中央の奥には梢低い立木を植え、これらの植え込みの間から、12キロ東方にそびえる伊吹山の6合目あたりから上を、あたかも富士山のように巧妙に取り入れたところにこの庭の眼目があり、やがてこの庭を持つ客室に含山軒の名が生まれるわけである。
 寛保元年から寛政二年まで50年住職であった第五代横超院は、漢詩和歌俳句から書画をよくした雅人であるが、この庭もその在住の頃、その好みによっての作であろう。
 蘭亭は、含山軒庭園と同時代の作で、まとまりのある小庭園となっている。
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