市指定 大通寺大門 一棟
 附山廊 二棟 江戸時代 大通寺
大型の二重門で金屋町(門前町)の記録によれば、文化5年(1808)に釿始め、同6年に地築始めが行われている。
 木材は良質の欅を用い、精巧な彫刻で飾る。上階の中央後方の須弥壇に釈迦如来、弥勒菩薩、阿難尊者の三尊を安置する。山門両脇の山廊も華やかで凝った意匠を施し丁寧な造作をしている。
 文化5年の起工以来天保12年の完成までに33年の歳月をかけた築造であり、別院の山門として堂々としていて本堂の規模にも調和し、境内の景観をつくり出す要素となっている。
 近世の二重門としては大型で建築の質の高いことは県内屈指のものである。
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