市指定 絹本著色愛染明王像 一幅 室町時代 舎那院
中央に三幅、両側に各半幅の画絹を添えて一鋪となす。愛染明王は三目六臂の坐像で、肉身は朱彩となる。頂上に獅子頭をのせ、髪を逆立たせる。獅子頭の肉身は白色、頂上に三鈷をのせる。条吊に宝相華、膝頭に雷文つなぎ、亀甲つなぎ草花文を切金で描き、台座蓮弁にも切金を使用する。光背は二重焔光で、焔に補材がみられる。室町時代の製作と考えられる。
本地寸法 竪235センチ、横158センチ。
閉じる