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決議案Ⅹ.1 ラムサール条約 2009−2014年 戦略計画
宮林 泰彦,琵琶湖ラムサール研究会(2008年5月,同年8月改1)
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もくじ
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要約ラムサール条約がその締約国会議で採択する6年間の戦略計画は、締約国をはじめ条約の実施(すなわち、湿地の保全と賢明な利用)に関わる全ての主体に対してその取り組みの課題を提供します。戦略計画は、図1のように『全世界における持続可能な開発の達成に寄与するため、地方や国内での行動と国際協力を通じて、全ての湿地を保全し、賢明に利用すること』という条約の使命のもとに、5つの最終目標(最終的に達成したいこと)を定め(図2)、それにむけていかに取り組むかを27の戦略分野(図3)に分けて各分野での次の6年間で期待する成果領域を示しています。 |
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﹇ 条 | 1 ・ 湿 地 の 賢 明 な 利 用 | 2 ・ 条 約 湿 地 | 3 ・ 国 際 協 力 |
| 条約の管理 [実施を支える] | 4.制度的能力・効力 [人・資金・組織・団体] | ||
| 5.加盟国 [全世界の取り組み] | |||
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[付録]
ラムサール条約の「戦略計画 Strategic Plan」は、締約国会議のあいだ2回分の6年間に、条約の取り組みの方向を示す計画として締約国会議において採択されます。新たな6年間の計画を立てるにあたっては、それまでの6年間の計画の成果に基づいて組み立てなおされます。
この戦略計画によって条約は、締約国をはじめ条約の実施(すなわち、湿地の保全と賢明な利用)に関わるすべての主体に対して次の6年間の課題を提供します。各国はこの条約の戦略計画を参照しながら、自国における優先事項や、自国の能力等の条件に鑑みて、自国での条約実施にかかる次の6年間の計画を立てて実施することが求められています。その6年間の取り組みは、3年目の中間を含めて、締約国会議に各国が提出する国別報告にその取り組みの成果を報告することになっています(参考:第10回締約国会議への日本国政府からの国別報告)。報告された成果が次の6年間の計画策定に反映されます。
この戦略計画は、個々の湿地レベルでの計画づくりにも活かせることでしょう。たとえば、安藤(2000)が当時の戦略計画に対比させながら、琵琶湖におけるそれまでの取り組みの実績と将来の課題や可能性を提案しています。
また、付表1に、本プロジェクト「ラムサール条約を活用しよう」で第2部に解説文が提供できているかを次期戦略計画に照らして点検してみました。
次期戦略計画の案(決議案Ⅹ.1)は、条約の「使命 Mission」に向けて達成すべき「最終目標 Goal」5項目を立て、そのもとに取り組みの分野として「戦略 Strategy」27項目を適当な位置に配置するという構成に組み立てられています。そして各々の戦略分野の中で当該期間に追求する「主要成果領域 Key Result Area」が示されています(図1)。
戦略計画に示される5つの最終目標は、図2のように組み立てられています。これら最終目標の各々に配置された戦略分野(図3)を考え合わせると、条約の実施と位置づけられている1「湿地の賢明な利用」、2「条約湿地」、3「国際協力」の3つの最終目標は、条約の使命を達成するために条約が築き上げてきた技術や仕組みであり、条約の「湿地の賢明な利用ハンドブック第3版(2006年版)」の構成とほぼ同様になっていることに気づきます。あと二つの最終目標はこれら3つの最終目標のすべてを支える人や組織・団体、そして全世界を網羅する締約国と見ることができるでしょう。
1996年の第6回締約国会議(ブリズベン、オーストラリア)において、初めての(第1期)戦略計画が1997−2002年の期間に対して策定されました。2008年現在は2003−2008年の第2期戦略計画が進められており、次の第10回締約国会議(昌原、韓国、2008年10−11月)で、2009−2014年の第3期戦略計画が採択されます。
| ラムサール条約の戦略計画(2009−2014年戦略計画(案)) | 「ラムサール条約を活用しよう」解説文 |
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URL: http://www.biwa.ne.jp/%7enio/ramsar/ovstpln1.htm
Last update: 2008/08/06, Biwa-ko Ramsar Kenkyu-kai (BRK).