歴史に残る人や文化財
山内一豊 (1545~1605)
長浜城主として
尾張(おわり)の国に生まれた一豊は、信長、秀吉に仕え、姉川の合戦で活躍し、浅井郡
山内一豊の屋敷跡
長浜駅西のマンション(「サーパス長浜豊公園」)の前辺りにあったといわれます。(公園町)長浜城主秀吉の家臣だった時の屋敷跡と推定されています。
一豊と千代
山内一豊の妻・千代について有名なエピソードは、「名馬を買う」話です。 ある日、馬市で一豊は、名馬を見つけましたが、値段が高すぎて買えませんでした。がっかりして家に帰った一豊は、そのことを千代に話しました。 すると千代は、「その馬をお買いなさいまし」と、鏡箱から黄金十両を取り出し、渡しました。この黄金は、育ての親が鏡箱の裏に「何かのときに使いなさい。」と持たせてくれたものでした。 一豊も千代のお金をそうそう使えないと思いましたが、千代は、「夫の功名のため」と言い、一豊は、その黄金で馬を買いました。 その後、京都で行われた馬揃えで信長の目にとまり、「名馬によって織田の名前を高めた。」とほめられたということです。
教科書との関連
- 小学社会6年上64頁「天下統一と江戸幕府」《信長・秀吉・家康と天下統一》(日本文教出版)
- 中学社会「歴史的分野」(日本文教出版)82頁《第3編「中世の日本」中世の女性たち》
参考資料
- 「読本長浜の歴史」 長浜市立教育研究所
- 「一豊と秀吉が駆けた時代」長浜城歴史博物館