2階展示のご案内

開催趣旨

　国友一貫斎（1778～1840）は、近江国坂田郡国友村（現在の長浜市国友町）に生まれた鉄砲鍛冶職人であり、発明家・科学者でもあります。彼の科学技術における功績は、火縄銃や気砲、反射望遠鏡の製作など多岐にわたります。
　一貫斎については、これまで平成13年(2001)から平成17年(2005)に行われた文部科学省特定領域研究「江戸のものづくり」や、平成15年(2003)に長浜城歴史博物館で開催した特別展『江戸時代の科学技術－国友一貫斎から広がる世界－』において、その功績について調査・評価が行われてきました。その結果、日本の近世科学技術史における天文学や銃砲史の分野で、大きな功績を残したことが確認されています。
　また、一貫斎家に残った資料については、令和元年（2019）から２カ年にかけて、文化庁の補助を受けて再調査を行い、その総体を把握すると共に、新たな資料の発掘を行いました。
　これらの調査成果を踏まえ、このたび、国友一貫斎の子孫のもとで大切に保管されてきた「国友一貫斎関係資料」953点が重要文化財指定するよう答申され、一貫斎の数々の記録や製作物が、江戸時代後期の銃砲史、科学技術史上、学術的価値が非常に高いことが改めて評価されました。今後、官報告示を経て正式に指定となります。
　本展ではこれを記念して、新発見資料を含む関連資料を通じて、調査の報告を行うとともに、地域の偉人の大きな功績に迫ります。

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□ 主催		長浜市長浜城歴史博物館
□ 協力		自然科学研究機構国立天文台

□ 会期		令和5年　2月4日（土）～3月26日（日）まで
		[■前期…2月4日～3月4日　(予定)] [■後期…3月5日～3月26日　(予定)]
□ 休館日		会期中無休

□ 会場		長浜城歴史博物館　2階展示室

□ 開館時間		午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで）

□ 入館料		個人一般　410円　　　小・中学生　200円

		団体一般　330円　　　小・中学生　160円

		※団体は20名以上 ※長浜市・米原市の小・中学生は無料