開催趣旨
浅井長政と志賀の陣
元亀元年(1570)6月28日の姉川合戦後、浅井・朝倉軍が籠った比叡山を織田信長が取り囲み、両軍が対峙しました。この戦いは志賀の陣と呼ばれ、信長の生涯において最大の苦戦であったといわれます。信長は、志賀の陣で、弟の織田信治と宇佐山城(大津市錦織町)を守っていた重臣の森可成(もりよしなり)を失いました。「浅井合戦日記」には、浅井長政の家臣であった石田重蔵(いしだじゅうぞう)が可成の首を取ったと記されています。信長は終始苦戦をしいられ、最終的には、将軍や天皇の力を借りた勅命講和によって何とかこの戦いを切り抜けました。
またこの時、本願寺第十一世の顕如(けんにょ)が全国の門徒に檄(げき)を飛ばし、反信長包囲網へと参加、信長と戦うことを宣言しています。湖北の寺院や門徒も湖北十ヶ寺を中心に蜂起し、長政に与(くみ)する形で信長に敵対しました。長政は湖北十ヶ寺に対して夜回りや火の用心を命じた「回章(かいしょう)」を出しており、信長との戦いに対する緊張感を伺うことができます。
今回の展示では、長政の文書や反信長包囲網に加わった顕如の肖像画などを紹介します。
□ 主催
長浜市長浜城歴史博物館
□ 会期
令和4年 9月29日(木)
〜
11月23日(水・祝)まで
□ 休館日
10月24日(月)・26日(水)
□ 会場
長浜城歴史博物館 3階展示室
□ 開館時間
午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
□ 入館料
個人一般 410円 小・中学生 200円
団体一般 330円 小・中学生 160円
※団体は20名以上
※長浜市・米原市の小・中学生は無料
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