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1-A.賤ヶ岳合戦図屏風(左隻) 
 
1-B.賤ヶ岳合戦図屏風(右隻) 
 
 
 1-C.賤ヶ岳合戦図屏風(右隻) [秀吉部分拡大]
 
 
 1-D.賤ヶ岳合戦図屏風(右隻) [七本槍部分拡大]
 
 
  この資料は、賤ケ岳合戦を描く屏風絵である。左隻(させき)には天正11年(1583)4月20日の、大岩山砦・岩崎山砦への柴田軍の猛攻と、秀吉方の中川清秀の奮戦の様子が描かれている。右隻(うせき)には、翌日の退却する柴田軍と追撃する秀吉軍を描写し、中央に七本槍の場面と、扇を振り上げて喜ぶ秀吉を中心に据えている。賤ケ岳合戦図屏風は、全国で6例が確認できている。最も古いのが大阪城天守閣本で、17世紀後半頃に『川角太閣記(かわすみたいこうき)』や『甫庵(ほあん)太閣記』などを参考に描かれたと推定される。当館蔵本も大阪城天守閣本の模写で、18世紀中頃に描かれたと考えられる。

【江戸時代(中期) 縦112.6cm×横275.0cm】
 
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