開催趣旨
琵琶湖に浮かぶ竹生島は、古代から現在に至るまで、西国三十三所そして弁才天の聖地として多くの人々を惹き付け、信仰を集めてきました。
この島の歴史を記す「竹生島縁起」からは、竹生島がこの地域の神である浅井姫命(あざいひめのみこと)が鎮座する島として信仰され、平安時代には、天台宗の末寺社として発展していったことがうかがえます。中世に入ると、竹生島は天皇家や室町将軍家の祈願寺となり、織田信長(1534-82)ら戦国武将も島を訪れるなど、国内有数の聖地として信仰されました。
江戸時代に、竹生島は新義真言宗に改宗します。また、江戸時代中期に入ると、庶民の間で伊勢参りが流行しますが、竹生島にも多くの巡礼者が訪れていました。そして、京都や江戸において、竹生島の出開帳(でがいちょう)も盛んに行われ、その名は全国に轟きました。明治時代、神仏分離令により、竹生島宝厳寺と都久夫須麻神社に分かれ現在に至ります。
竹生島宝厳寺は、神亀元年(724)に聖武天皇(701-56)の命により、奈良時代の僧・行基(668-749)が開いたと伝わります。令和6年(2024)、竹生島宝厳寺は、開山1300年の年を迎えます。これを記念し、本展では、竹生島宝厳寺に伝来した「竹生島文書」を中心に、人々の竹生島信仰に焦点を当て、この島の歴史と信仰を紐解いていきます。
□ 主催
長浜市長浜城歴史博物館
□ 会期
令和6年 4月27日(土)
~
6月9日(日)まで
[■前期展示…4月27日~5月19日
]
[■後期展示…5月21日~6月9日
]
□ 休館日
令和6年 4月30日(火)、5月7日(火)、13日(月)、
20日(月)、27日(月)、6月3日(月)
□ 会場
長浜城歴史博物館 2階展示室
□ 開館時間
午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
□ 入館料
個人一般 410円 小・中学生 200円
団体一般 330円 小・中学生 160円
※団体は20名以上
※長浜市・米原市の小・中学生は無料
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