長浜市に対する民事訴訟提起について

　本市は、下記損害賠償請求に関する訴訟を提起され、令和7年11月20日に訴状を受理しました。現在、訴状の内容を精査し、法的手続きに向けて適切に対応しております。

　本件について、本市は、これまで公表を差し控えておりましたが、令和7年12月10日開催の市議会12月定例月議会一般質問において、杉本英一議員が本件の存在を示されました。

　本市がこれまで公表を差し控えていた理由については、本件に関する情報には企業の戦略等個別企業に関わる内容が含まれ、とりわけ相手側が積極的に公表されていることが確認できない情報については、慎重に対応すべきであり、市情報公開条例の趣旨に基づき、本市から外部に情報提供することは適切ではないと判断したためです。

　その後、本件の公表について、「原告側としては公表の必要性は感じていないが、特に秘匿してほしいと考えているものではない。」旨を、原告代理人から確認できましたので、本日公表します。

　なお、現時点では個別の主張や詳細な事項、個別の訴訟手続きについての説明は差し控えざるを得ませんが、本件が係争中であることを踏まえた対応として、ご理解くださいますようお願いします。

　本市としましては、市民の皆様の財産や利益をしっかり守るため、本件については、本市の対応が法令等に照らして適正であったことを、主張・立証し、請求の棄却を求めてまいります。

　なお、裁判期日は、裁判所が決定するものであり、当初予定から変更されたことを申し添えます。

事件番号　東京地方裁判所　令和7年（ワ）第31145号

事件名　　損害賠償請求事件

原告が本市相撲町の土地を工場用地として購入するに際し、本市が同土地の用途地域を準工業地域から工業地域に変更することに協力するかのような姿勢を見せながら、後にこれを翻したとして、当該対応が違法である旨主張し、本市に対する訴訟を提起されたもの

約14億2千万円