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    【株式会社OWLARTS様】南ながはま協創パートナー企業インタビュー

    • [公開日:2026年6月29日]
    • [更新日:2026年6月29日]
    • ID:16979

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    株式会社OWLARTS の代表取締役 辻田様にお話をおうかがいしました。

    カカワリ、ツナガル、南長浜の熱量を形に。

    『となりの人間国宝さん』認定!地元を愛するクリエイターの素顔

    ――まずは、関西テレビ「となりの人間国宝さん」の認定、本当におめでとうございます。

    辻田)いきなりそこからですか(笑)。ありがとうございます。

    ――辻田さんにはクリエイター集団「HikU(ハイク)」のメンバーとして、令和5年度の検討会議から多大なるお力添えをいただいています。改めて、辻田さんが代表を務める「OWLARTS(アウルアーツ)」の強みを教えていただけますか。

    辻田)弊社は写真撮影や映像制作、デザインからWeb制作まで、クリエイティブ全般をワンストップで完結できるのが強みです。私自身が現場でシャッターを切る人間ですので、企画から実制作まで一貫したトーンで仕上げることができます。広告代理店を通さない直取引がメインですので、中間コストを抑えつつ、地元の空気を知る人間だからこその「温度感」を大切にした制作を心がけています。

    ――地元にこういったことを発注できる企業さんがあることを知らない方も多いかもしれませんね。

    辻田)そうですね。結構お客さんから驚かれることもあります。地元の人間だからこそわかることもあったりしますし、地域的な関わりのなかで安心してご利用いただきたいと思います。

    写真家の眼が捉えた、南長浜の「贅沢な空白

    ――写真家としての視点で、南長浜エリアにはどのようなポテンシャルを感じていますか。

    辻田)田村町近辺の琵琶湖沿いは、滋賀県内でも非常に貴重なスポットだと思っています。あんなに車を停めやすくて、のんびりと琵琶湖を眺められる場所は他にほとんどありません。家族連れが遊んでいたり、仕事中の人がふらっと休憩してコーヒーを飲んでいたり。駅からも近く、日常の中に「すぐそこにある琵琶湖」が溶け込んでいる。このアクセスの良さと開放感こそが、南長浜の最大の武器ではないでしょうか。

    ――今後、この地域でどのような展開ができると考えていますか。

    辻田)特に「HikU」としての活動では、数字の規模よりも「満足度の高い体験」を重視していきたいです。以前、山登りイベントに同行した際、おまけのつもりだった「下山後の焚き火」を目当てに、県外から多くの方が来られていたことに驚きました。南長浜の山や湖というフィールドを活かし、焚き火を囲んで語り合うような、五感に訴えるキャンプイベントには大きな可能性があると感じています。また、長浜には表に出ていない「凄腕の職人さん」がたくさん隠れています。彼らの技術や熱量に触れるきっかけを作ること。私たち自身、大きな資本はありませんが、それぞれがとてつもない熱量を持ったメンバーです。その熱をコンテンツに変えて、地域に新しい風を吹かせたいですね。

    行政と地域の「余白」を埋める、新しい情報発信の形

    ――まちづくりに関わる中で、行政に対して感じていることはありますか。

    辻田)一般的な話をすれば、新しい提案をしても「ルール上できない」と、既に決まった落としどころに誘導される寂しさを感じることもあります。しかし、今回の南長浜のプロジェクトでは、地域や学生の声を丁寧に拾い、検討委員の発言をしっかりと計画に組み込んでいただけたと感じています。こんなことできたらいいね、あんなことできんかな、というような「可能性」の話から、実際の取組みに繋げていける体制があるといいですね。

    ――地域レベルでの情報共有についても、課題を感じておられるそうですね。

    辻田)情報が溢れる中で、地域の小さなイベントが消えてしまうのは、クオリティの問題ではなく「知らない」からだと考えています。どんなに良い企画でも、届かなければ存在しないのと同じになってしまう。今後は、自治会単位のオープンチャットや、地元の人だけが活用するプラットフォームなど、地域住民が能動的に情報を掴める仕組み作りを行政に期待したいです。知らないだけで見逃している「地元の楽しさ」を共有できる仕組みがあれば、まちづくりはもっと面白くなるはずです。

    ――貴重な視点をありがとうございます。クリエイターの皆さんの熱量を受け止め、南長浜の可能性を形にしていきたいと思います。