高月観音の里資料館
1階展示室「観音さまとは」 1階展示室
雨森芳洲

交隣提醒
 雨森芳洲(あめのもりほうしゅう・1668〜1755)は、雨森村(現長浜市高月町雨森)出身の儒学者です。対馬藩(現長崎県対馬市)に仕え、朝鮮通信使の外交官としても活躍しました。芳洲が隣国朝鮮との交流の中で説いた「誠信の交わり」(誠意と信義による交流)の考え方は、現代の国際認識や多文化共生にも通じるものです。彼が残した朝鮮通信使にかかわる数多くの資料は「雨森芳洲関係資料」として重要文化財に指定され、ユネスコ世界の記憶にも登録されています。
朝鮮通信使の経路    
1階展示室「観音さまとは」

 NPO法人朝鮮通信使縁地連絡協議会(縁地連)は、朝鮮通信使ゆかりの自治体や団体を中心に構成されたNPO法人です。長浜市は朝鮮通信使の通過した地域ではありませんが、雨森芳洲を輩出し、ユネスコ登録の中心的な資料が所在することから、市長が副理事長を務めています。
 縁地連は毎年国内で全国大会を開催していますが、令和5年度(2023)は韓国・釜山が会場でした。このビデオメッセージは、その釜山大会会場での公開を目的に作成したものです。