長浜キヤノン株式会社の環境取り組み紹介

所在地：長浜市国友町1280番地

創立：1988年9月16日

環境活動への取り組みを積極的に行い、環境負荷低減に向けた施策を継続的に実施されています。

これにより、滋賀県環境保全協会や全国みどりの工場大賞など多数の受賞歴があります。

・プリンター本体などの周辺機器事業
・トナーカートリッジ・感光ドラムなどの化成品事業

・レーザービームプリンタ
・トナーカートリッジ
・アモルファスシリコンドラム
・半導体露光装置ユニット

　蒸気配管で保温していない配管継手部分やフランジ・吊り金物などの部分に保温材を巻いて放熱ロスを削減し、室内冷房負荷を低減されています。

　冷水の製造について、従来大きな電力を使用する「ターボ冷凍機」から、冬季の低温な外気を利用したエコな方法により比較的小さな電力で運転できる「冷却塔」に替えたことで、電力量の低減を図られています。

　その他にもさまざまな省エネの取り組みを実施されています。たとえ小さな効果であっても継続して取り組むことで効果を上げておられます。　

【生産工程のリサイクル】

　部品を生産する過程で発生する成形品のプラスチック端材を粉砕し、新品の原材料とブレンドすることで、プラスチックごみを削減されています。さらに対象品をシートなどにも拡大し、リサイクル率の向上に努めておられます。また、成形品の生産開始や再稼働時に発生する捨てショット（品質が安定するまでの成形品）を、技術的な検討を重ねることで発生する量を最少化されています。

【排出物のリサイクル】

　生産活動により排出される排出物のリサイクルを最大化させるため、排出物を77種類に分別。その中でもプラスチック類は、排出先の取引先と排出物の種類や色、荷姿などを詳細に打合せすることで分別対象を広げつつ、リサイクル率を上げられました。

　海外からの輸入部品の拡大に伴い、納品時の包材（段ボール、木パレット、トレイ）が増加しましたが、これらは使用後国内ですべて廃却されおり、排出される廃棄物全体の72％を占めるようになりました。

このようなことから、次のような包材削減活動を実施されています。

【段ボール削減に向けた改善】

1.部品充填率UP

　通箱内に充填する部品の個数を増やすことで廃棄物を削減（さらに物流効率も向上）

2.トレイの通い化

　従来、一度使用したバルクトレイ（プリンタ本体に同梱するカートリッジを他拠点から納品する際に使用する段ボール）を繰り返し使用することで廃棄物を削減

【木パレット削減に向けた改善】

樹脂パレット化・・

一度使用したら廃却していた大量の木パレットを樹脂パレット化し、海外拠点と通い化することで廃棄物を削減（さらに物流費も削減）

【部品梱包用トレイ削減に向けた改善】

　リサイクルができない材料（PVC)の使用を禁止し、現品への材料表示を義務化することでリサイクルを実施。

　構内にどのような鳥が生息しているか定期的に調査し、その結果をもとに活動している野鳥に合った巣箱を設置するなど、生物多様性保全活動を実施されています。

　生物多様性の保全や自然資源の持続的な利活用に取り組む事業者として、滋賀県知事より「しが生物多様性取組認証制度」の認証を取得されました。

　子どもたちの環境への理解を深め意識を高めてもらうことを目的に、小学校やまちづくりセンターへ出向いて環境出前授業を実施されています。

　その他会社紹介をはじめ社会貢献活動なども掲載していますので、ぜひご覧ください。長浜キヤノン株式会社ホームページ別ウィンドウで開く