マダニ媒介感染症に係る注意喚起
- [公開日:2022年6月21日]
- [更新日:2024年7月10日]
- ID:1792

マダニ類による感染症に気をつけましょう
マダニ類は、春から秋にかけて活動が活発になり、中には冬季も活動する種類もいます。
マダニ類はさまざまな感染症を媒介し、マダニ類に噛まれることにより感染症を引き起こす恐れがあります。

マダニ媒介感染症の主な種類

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
マダニ類に噛まれてから6日~2週間程度の潜伏期間を経て、主に原因不明の発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢等)が出現します。時に、頭痛や筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)を起こすことがあります。
平成25年に国内で初報告されて以降、報告数は年々増加傾向にあります。

日本紅斑熱
病原体を持ったマダニ類に噛まれてから、2~8日程度の潜伏期間の後、頭痛や発熱を伴って、急激に高熱(38度~40度)が出ます。高熱の後にやや遅れて、全身に米粒大∼小豆大の紅斑が出現します。かゆみはありません。また、マダニ類に噛まれた部位が5~10ミリメートル程度赤く腫れてきます。
報告数は年々増加傾向にあります。

草むらや藪など、マダニ類が多く生息する場所に入る場合の注意点
- 長袖・長ズボンを着用する。(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する)
- 足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくする。
- 服は、明るい色のもの(マダニを目視で確認しやすい)がよい。
- 肌の露出部分には、虫よけスプレーを噴射する。
- 屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認する。特に、首、耳、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏などがポイント。
- 地面に直接寝転んだり座ったりしないよう、敷物を使用する。
- 帰宅後は衣服を外で脱ぎ、入浴して体をよく洗い、新しい服に着替える。

マダニ類に噛まれたら
マダニ類の多くは、人や動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間吸血します。
●マダニ類に気がついた際は、無理に引き抜こうとせず、できるだけ医療機関で処置してください。
●マダニ類に咬まれた後に、発熱、食欲低下、嘔吐等の症状があった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

マダニ類感染症に関する情報
マダニ類感染症を予防するために
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長浜市健康福祉部健康推進課
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ファックス: 0749-65-1711
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