公共交通機関を利用した「smart move（スマートムーブ）」

　「スマートムーブ」とは、日常生活においてマイカーを中心としている移動手段を見直し、CO2排出量の削減を目指す取組であり、2014年から環境省が実施している地球温暖化対策の一つです。

　環境省は身近な生活における移動について見直すことで、環境への負担を減らすと同時に、効率的な移動計画や気軽な運動習慣を生活に取り入れることに役立つとして推奨しています。

　スマートムーブでは「移動をエコに」を合言葉にした、5つの取組を推進しています。

　通勤や通学はもちろん、旅行やちょっとした外出にも電車やバスなどの公共交通機関を利用しましょう。

　電車やバスなどの公共交通機関は、CO2排出量が少ない移動手段です。公共交通機関の利用促進は低炭素社会づくりの重要な柱の一つになっています。

　CO2を全く排出しない自転車や徒歩での移動は究極の「エコ」です。

　渋滞の起こりやすいと市中心街や最寄り駅までの移動、そして乗り換えの駅間の移動などは徒歩を積極的に活用しましょう。地球温暖化防止につながるのはもちろんのこと、使い方を工夫すれば利便性や健康面などにも効果的です。

　自動車運転の際、ふんわりアクセルやアイドリングストップ等のエコドライブを実践すると、燃費もよくなり経済的、そして加減速の緩やかな周囲に気を配った運転を実践することで交通事故も減り、安全にもつながります。

　また、自家用車を持つ方はぜひエコカーへの乗り換えを検討されてみてはいかがでしょうか。

　長距離移動を伴う出張時や旅行時は、目的地への到着時間が正確である新幹線などの公共交通機関を利用しましょう。

　旅行先ではバス、電車、自転車等の公共交通を利用できる観光ツアーを選択しましょう。

　街中を共用の自転車でスムーズに移動できる「コミュニティサイクル」や自動車を駅周辺の駐車場に止めて、電車やバスに乗り換えて目的地に向かう「パーク＆ライド」など、CO2削減のための新しい取組に参加しましょう。

　公共交通機関の利用者は年々減少しています。

　公共交通機関の利便性向上のためには、市民の皆さんが公共交通への関心を高め、一人でも多くの方にご利用いただくことが何よりも重要です。

　通勤や通学はもちろん、旅行やちょっとした外出にも公共交通機関をご利用いただき、あなたも「スマートムーブ」に取り組みましょう。