女性農業者組織「ながはまアグリネットワーク」視察研修会

令和6年2月15日（木曜日）、 視察研修会を開催しました。

この研修会は、会員相互の交流を深めるとともに、経営知識の向上につなげるために開催したもので、会員ら17人で、静岡県浜松市の農福連携「仲間・仕事・地域連携」をテーマとする、ユニバーサル農業「京丸園」を訪れました。

農福連携とは、しょうがい者等の農業分野での活躍を通じて、自信や生きがいを創出し、社会参画を促す取組のことです。しょうがい者の雇用、障害者就労施設による農業参入や作業受託などをはじめ、生産行程や作業体系の見直しを行い、生産の拡大など農業経営の発展につながることも期待されています。

京丸園では、地域資源とのパートナーシップにより、しょうがい者等の農業参画の機会を創出し、新たな事業展開を目指す活動についてお話いただきました。しょうがい者や高齢者をはじめ、老若男女どんな人にでもできることがあり、役割がある。できることを伸ばし、難しいことは補い合う雇用のあり方を常に考え続ける社長の姿勢に、参加者全員、熱心に聞き入っていました。特に、GAP（農業生産工程管理）を取り入れて基本的な整理整頓を行うことでだれにでも同じ作業が可能になること、人に伝える時は抽象的な言葉ではなく具体的な言葉にするよう伝え方を変えること、という点が、気づきであり、職場だけではなく、どの場面でもすぐに実践できることだと感じました。

研修会全般を通して、多くの若い会員の方が農業の事を一生懸命語っておられ、長浜市の農業の明るい未来を感じました。また、普段交流のない世代の方や、他分野の会員同士の交流ができ、実りのある研修会となりました。今後も、研修会などを通して、農業知識の向上と、会員間の交流を深めていきたいと思います。

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