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    ながはま0次予防コホート事業の概要 

    • [公開日:2023年1月31日]
    • [更新日:2023年1月31日]
    • ID:7184

     ながはま0次予防コホート事業は、市民1万人を目標に参加者を募り、長期間にわたり、0次健診や発症登録調査等により参加者の健康状況を調査する事業です。参加者から提供いただいた試料(※)については、個人情報を長浜市が管理しているので、京都大学等で研究に用いられる時には、匿名化されています。

     この事業で蓄積した試料等を京都大学医学研究科が実施するさまざまな医学研究に提供し、活用することで、がんや脳卒中、心筋梗塞やメタボリックシンドロームを中心とする生活習慣病等の発症メカニズムを解明し、広く医学の発展に寄与することを目指します。

     また、この事業を通じて、京都大学医学研究科の健康づくりに関する豊富な知識と最新の情報を市民に提供することで、市民の健康に対する意識を高め、市民が自ら健康増進を図ることを目指します。

    ※試料等とは、参加者から提供を受けた血液、尿、DNA、遺伝子配列情報、健診結果及び調査結果のことをいいます。

    ・「個別研究」とは、個々の研究者等が市民1万人の試料等を利用して行う研究です。
    ・図中「→」は、試料等の流れを表します。

    1.事業の解説

    ・参加者(市民)は、「0次健診」を受診することにより、直接的に試料等を提供します。その後も、参加者は、長期にわたり定期的に健康情報提供していきます。

    ・提供された試料等は、個人情報保護措置として匿名化処理され、蓄積されていきます。

    ・蓄積された試料等は、長期にわたり安全かつ適正に管理されます。そして、長浜市と京都大学医学部の双方の倫理審査を経て承認された個別研究に利用されます。

    ・個別研究から生じる研究成果は、将来的に医学、医療の発展や市民全体の健康づくりに寄与していきます。

    2.0次予防コホート事業の構成

    (1)0次健診

     「0次健診」とは、通常の「特定健診(生活習慣病健診)」と、京都大学大学院医学研究科が予防医学研究の推進に利用する測定や分析を組み合わせた健診です。

     0次健診の結果は、参加された方の「自分自身の健康づくり」に役立ててもらうとともに「医学研究」にも活用し、将来の0次予防実現を通じて「子や孫の健康づくり」にも役立てることを目指しています。

     2017年(平成29年)より第2期0次健診の参加者を対象にした第3期0次健診(2017年~2022年)を行っています。さらに今後も健診や調査を続けることで、病気の原因の解明や新しい治療方法の研究開発が進むと同時に、ながはま0次予防健康づくり推進事業や0次健診の参加者1万人から健康づくりの輪が広がり、多くの市民が健康でいきいきと暮らせるまちの実現につなげていきます。

    第3期ながはま0次健診の案内

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    (2)追跡調査

     ながはま0次予防コホート事業参加者を対象に2つの調査を実施しています。

    a 疾患発症追跡調査:医療機関での診療録(カルテ)調査から、さまざまな病気の発症と症状とを確認します。(疾患発症追跡調査についてはこちら別ウィンドウで開く

    b 死因調査:住民記録台帳を参照して転出入と死亡を確認します。死亡された場合には、厚生労働省や保健所の許可を得て人口動態統計や死亡小票を閲覧し、死因や死亡に至った経緯を確認します(死因調査)