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    ながはま0次予防健康づくり推進事業の概要

    • [公開日:2023年10月2日]
    • [更新日:2023年10月2日]
    • ID:7182

    ながはま0次予防健康づくり推進事業とは

     長浜市と京都大学大学院医学研究科は平成19年5月22日に協定を締結し、継続的な連携と相互協力により、長浜市民の健康づくり推進と医学の発展に寄与するためにさまざまな事業を実施することになりました。

     本事業は、長浜市民1万人の参加協力をいただき、長期間にわたって、0次健診や発症登録調査等により参加者の健康状況を調査する「0次予防コホート事業」と、健康づくりのための講座・講演会やホームページ等を通じた情報発信、健康フェスティバルの開催など、広く市民の健康づくりを進める「健康増進活動」に分けられます。

    0次予防コホート事業

     本事業への参加に同意いただいた市民を対象に、ベースライン調査「0次健診」を実施し、生理・生化学検査値等の臨床情報や問診調査結果を収集します。0次健診は約5年に1回のペースで受診いただき、その後も長期にわたって健康情報を提供していただきます。

     提供いただいた試料・情報は、研究解析のため京都大学へ提供します。提供にあたっては、住所、氏名などの個人情報は、市役所において本人と関係のない番号(ID)に置き換えられます。

     蓄積された試料・情報は、幾重のセキュリティ対策をとり長期にわたり安全かつ適正に管理されます。そして、長浜市と京都大学医学研究科のそれぞれが設置する事業審査、倫理審査の承認を経て研究に利用されます。

    (1)0次健診

     0次健診とは、通常の「特定健診(生活習慣病健診)」と、京都大学大学院医学研究科が予防医学研究の推進に利用する測定や分析を組み合わせた健診です。

     0次健診の結果は、参加された方の「自分自身の健康づくり」に役立ててもらうとともに「医学研究」にも活用し、将来の0次予防実現を通じて子や孫の健康づくりにも役立てることを目指しています。

     2023年(令和5年)より第3期0次健診の参加者を対象にした第4期0次健診(2023年~2026年)を行います。さらに今後も健診や調査を続けることで、病気の原因の解明や新しい治療方法の研究開発が進むと同時に、ながはま0次予防健康づくり推進事業や0次健診の参加者1万人から健康づくりの輪が広がり、多くの市民が健康でいきいきと暮らせるまちの実現につなげていきます。

    第4期0次健診の案内

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    (2)追跡調査

    事業参加者を対象に次の調査を実施しています。

    疾患発症調査 市内の基幹病院(市立長浜病院、長浜市立湖北病院、長浜赤十字病院)での診療録(カルテ)調査や診療報酬明細書(レセプト)の調査から、さまざまな病気の発症と症状を確認します。

     現在実施している発症調査は、脳卒中や心臓病の発症に関する調査と、乳がんの発症予測に関する調査です。

    質問票調査 0次健診時の質問票で、前回健診受診以降の対象疾患の罹患有無(発症の有無、発症年月、治療した医療機関)を聞き取ります。

    健康情報の調査 0次健診受診年以外の健診データを参照し、断続的な健診データを収集分析します。

    死因調査 住民基本台帳から特定した死亡者について、長浜保健所管内の死亡小票から死亡年月日と死因を特定します。

    要介護調査(検討中) 要介護認定調査票と認定結果の提供を受け、要介護状態との因果関係を分析します。