災害廃棄物について
- [公開日:2025年9月22日]
- [更新日:2025年9月22日]
- ID:16007
災害廃棄物とは、地震や水害などの自然災害によって発生する廃棄物のことを指します。災害廃棄物には、倒壊した建物から発生する「がれき」、破損した家具や家電などの「片付けごみ」、避難所で発生するし尿や生活ごみなどが含まれます。その種類や内容は、災害の規模や種類によって異なるため、適切な処理が重要となります。
また、災害時には災害廃棄物の収集・処理だけでなく、日常のごみ収集も並行して行う必要があります。そのため、効率的かつ安全な処理を実現するには、皆様のご協力が欠かせません。
以下に、災害廃棄物の処理に関する紹介をします。災害時の適切なごみ処理にご理解とご協力をお願いいたします。

災害廃棄物の種類
種類 | 内容 |
---|---|
生活ごみ | 家庭から排出される生活ごみや粗大ごみ |
避難所ごみ | 避難所から排出される生活ごみなど |
し尿 | 仮設トイレ等からの汲み取りし尿 |
種類 | 内容 |
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木くず | 柱・梁・壁材、水害による流木など |
コンクリートがら | コンクリート片やコンクリートブロック、アスファルトなど |
金属くず | 鉄骨や鉄筋、アルミ材など |
可燃物 | 繊維類、紙、木くず、プラスチック等が混在した廃棄物 |
畳・布団 | 被災家屋から排出される畳・布団であり、災害により被害を受け使用できなくなったもの |
不燃物 | 分別できない細かなコンクリートや木くず、プラスチック、ガラス、土砂などが混在し、概ね不燃性の廃棄物 |
腐敗性廃棄物 | 畳や被災冷蔵庫等から排出される水産物、食品、水産加工物や飼肥料工場等から発生する原料および製品など |
廃家電 | テレビ、洗濯機、エアコンなどの家電類で、災害により被害を受け使用できなくなったもの ※リサイクル可能なものは各リサイクル法により処理を行う |
廃自動車 | 災害により被害を受け使用できなくなった自動車、自動二輪、原付自転車 ※リサイクル可能なものは各リサイクル法により処理を行う |
廃船舶 | 災害により被害を受け使用できなくなった船舶 |
有害廃棄物 | 石綿含有廃棄物、PCB、感染性廃棄物、化学物質、フロン類・CCA・テトラクロロエチレン等の有害物質、医療品類、農薬類の有害廃棄物等 |
土砂系混合物 | 津波により陸上に打ち上げられた土砂やヘドロが堆積したもの、陸上に存在していた農地土壌等が津波に巻き込まれたもの |
その他処理困難物 | 消火器、ボンベ類などの危険物や、ピアノなどの地域公共団体の施設では処理が困難なもの (レントゲンや非破壊検査用の放射線源を含む)、漁網、石膏ボードなど |

災害廃棄物処理の重要性
災害廃棄物は、その規模や種類によって迅速かつ適切な処理が求められます。
放置した場合、次のような問題が発生する可能性があります。
・感染症の発生:腐敗した廃棄物が病原体の温床になる可能性があります。
・環境汚染:危険物が水源や土壌を汚染する恐れがあります。
・復旧作業の遅延:廃棄物が生活道路や復旧作業の妨げとなる可能性があります。

災害廃棄物の出し方

災害時のごみの出し方は、被災状況によって異なります
1. 臨時集積所の開設
災害廃棄物を一時的に集積する場所として、臨時集積所を自治会ごとに設置する場合があります。
設置にあたっては、被害状況に応じて地元自治会と相談して開設します。
2. 仮置場の開設
災害でごみが大量に発生すると、片付けごみ専用の一次仮置場を開設する場合があります。
設置状況については、市のホームページ等でお知らせします。


災害時に優先して処理するごみ
生活ごみ、し尿および携帯トイレの便袋等の、衛生面から保管に問題があるごみを優先します。
資源や粗大ごみの収集は一時的に停止することがあります。

お問い合わせ
長浜市市民生活部環境保全課
電話: 0749-65-6513
ファックス: 0749-64-1437
電話番号のかけ間違いにご注意ください!