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あしあと

    医療的ケア児・者

    • [公開日:2024年12月3日]
    • [更新日:2024年12月3日]
    • ID:14958

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    医療的ケア児・者とは

    医療的ケアとは、自宅や学校等でご家族等が日常的に継続して行う医療的な生活援助行為のことです。具体的には、たんの吸引や経管栄養、気管切開部の衛生管理、導尿、インスリン注射などがあります。 医師や看護師などが行う「医療行為」とは区別され、同じことを家族等が行う場合は「医療的ケア」と呼んでいます。

    医学の進歩を背景として、NICU(新生児集中治療室)等に長期入院した後、引き続き人工呼吸器や胃ろう等を使用し、たんの吸引や経管栄養などの医療的ケアが日常的に必要な子どもが増えています。令和3年時点で全国で在宅の医療的ケア児は、約2万人いると推計されています。

    (参考)医療的ケア児等とその家族に対する支援施策【厚生労働省ホームページ】別ウィンドウで開く

    資料:厚生労働省ホームページより

    主な医療的ケア

    主な医療的ケアについてご紹介します。

    • 呼吸関係:吸引、気管切開、鼻咽頭エアウェイ、人工呼吸器、酸素療法
    • 栄養関係:経管栄養、中心静脈栄養
    • 排泄関係:導尿、排便管理
    • その他:インスリン注射、継続的な透析など

    【吸引】
    吸引装置と吸引カテーテル(管)を用いて、鼻や口、気管切開部から気道に入れて、鼻水・唾液・たんを吸い出します。

    【人工呼吸器】
    自分で呼吸をすることが難しい場合または自分の呼吸だけでは不十分な場合に、人工呼吸器を使って、肺への空気の出入りを補助するために用いる機械です。人工呼吸器は体の外にあり、鼻や口、気管切開部からチューブを入れて肺へ空気を送ります。

    【経管栄養】
    口から食事を摂ることが難しい場合や誤嚥(ごえん)の可能性が高かったりする場合に、鼻や胃などからチューブを通して、栄養や水分等を直接注入します。経鼻経管栄養や胃ろう、腸ろうなどがあります。
    ※イラストは経鼻経管栄養になります