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あしあと

    令和7年度 国民健康保険 特定保健指導と結果説明会の実施

    • [公開日:2025年12月11日]
    • [更新日:2025年12月11日]
    • ID:13757

    特定健診を受けた後は、保健指導を受けましょう!

    現在、日本人の死因の約5割を占めるのは、「がん」「虚血性心疾患」「脳血管疾患」「糖尿病」などの生活習慣病です。
    また、メタボリックシンドロームとその予備軍と考えられる人は、40~74歳において男性では2人に1人、女性では5人に1人と非常にたくさんの方が該当しています。
    生活習慣病で病院を受診する人が増加している現代において、年に1回は健康診断でご自分の体の状態を確認し、生活習慣の見直しを行い、生活習慣病や重篤な病気を予防することがとても大切です。
    生活習慣を改善するヒントを得るためや、きっかけづくりとして、専門職による相談の機会を利用してみませんか。

    メタボリックシンドロームとは?

    お腹の臓器の周りにたまった内臓脂肪を放っておくと、インスリンの働きが悪くなり高インスリン状態となることで、血圧上昇、空腹時の高血糖、脂質の異常値などが起こる状態(図1)をメタボリックシンドロームといいます。
    また、複数のリスク(血圧上昇、高血糖、脂質異常、肥満)が重なることで動脈硬化が進行し、脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な病気を引き起こす確率が高くなることが確認されています(図2)。

    内臓の周りにつく脂肪を[内臓脂肪」、皮膚の下につく脂肪を「皮下脂肪」といいますが、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を引き起こすリスクが高いのは「内臓脂肪」です。
    内臓脂肪は皮下脂肪と比べ、「つきやすく、減らしやすい」のが特徴です。
    内臓脂肪を減らすことで、血液検査数値の改善が期待できます。

    【図1】
    内臓脂肪からでる物質により、細胞側のインスリン受容体の数が少なくなったり、形がゆがむことでインスリンがうまく作用できず、細胞に糖を取り込むことができにくくなります。
    そのため、インスリンがたくさん分泌されても血糖が下がらなくなります。
    この状態を「インスリン抵抗性」と言います。

    内臓脂肪を減らすことで、インスリン抵抗性を改善し、生活習慣病の発症および重症化を予防しましょう。

    【図2】
    それぞれの危険因子(高血糖、高血圧、脂質異常)がまだ病気でない軽度の状態であっても、重なることで、虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)や脳血管疾患(脳梗塞など)といった命にかかわる病気を引き起こす危険が高まることが分かっています。

    脂肪細胞の働きとは?

    脂肪細胞はエネルギーを貯めたり出したりする働きのほか、内分泌細胞としての働きがあります。
    適正体重(BMIが18.5から24.9)の脂肪細胞は、良い物質(善玉サイトカイン)がでて、動脈硬化を起こさないようにしたり食欲を調整し正常な血管を保つ働きをします。
    BMIが25以上の脂肪細胞は、悪い物質(悪玉サイトカイン)がでて、血栓をつくる、血圧を上げるなど、動脈硬化を進行させます。

    ※BMI=体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)

    BMIが25以上になると、脂肪細胞は大きくなる(肥大化)だけでなく数が増えていきます。脂肪細胞の数が増えると、悪玉サイトカインがさらにでてしまうことになります。体重が増えてしまった人は、まずはBMI25を目指して、体重を意識しましょう!

    特定保健指導とは?

    長浜市国民健康保険にご加入中の40歳から74歳までの方で、特定健診(人間ドック・0次健診での受診を含む)の結果から、メタボリックシンドローム(内臓脂肪の蓄積に加え、高血圧・高血糖・脂質異常、喫煙歴による基準に該当)に着目し、生活習慣病の予防や改善を目的として行われる保健指導です。

    特定保健指導の流れ

    STEP1 面談で今の身体の状態を確認。生活習慣の改善に向けた計画・目標を設定。

     ⇩

    STEP2 電話や面談、メールなどでアドバイスを受けながら目標に向けチャレンジ!

     ⇩

    GOAL  深刻な生活習慣病にならないように健康習慣を身につけましょう。

    初回の面談から3か月程度、保健師や管理栄養士が支援します。
    生活習慣病の発症を予防するためには、内臓脂肪を減らすことが重要です 。
    「体重を減らせば良いのはわかっているけど、おやつがやめられない」「若い頃に比べて、なかなか体重が落ちない」「頑張っているのに結果がでない」などのお悩みはありませんか?
    電話や面談、メールなどでアドバイスを受けながら目標に向け一緒に取り組んでみませんか?
    ※特定保健指導の対象になった方には、後日、市または委託業者からお電話等でご連絡します。

    結果説明会のご案内

    長浜市の国保特定健診を受けた方を対象に、結果説明会を実施します。
    べジチェック測定(推定野菜摂取量測定)も実施しています。
    健診結果がお手元に届いてから、ぜひお申込みください。

    【定員】10名(予約制・個別相談)

    【時間】10時か、11時の時間から選択ください。(1時間程度)

    【申込】お電話か電子フォーム別ウィンドウで開くでお申し込みください。

    希望される方には、オプション検査として1日の塩分摂取量測定(尿測定)とみそ汁等の塩分濃度測定を実施しています。
    『普段、どれぐらい塩分をとっているのかな?』
    『1日の塩分摂取量はどのぐらいなら大丈夫なのかな?』

    結果説明会で、その疑問を解決しませんか!?
    1日の塩分摂取量測定は、早朝尿の全量で推定値を測りますので、採尿パックを送付します。
    ぜひ、早めにお申し込みください!

    結果説明会の日程

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