【令和6年2月19日】3月定例月議会の提案について

いよいよ3月定例月議会が始まるため、本日は提案内容についてお話しします。1年間、皆さんが努力いただいた結果を提案するため、庁内が一致団結して進めていきたいと思います。

今回提案する議案は、令和6年度当初予算9議案、令和5年度補正予算8議案、条例19議案など、計49議案となります。

令和6年度当初予算案は、「生き生きと暮らせる働く場、活躍の場づくり」「県北の健康医療都市を目指した取組」「シビックプライドを醸成する未来に向けたまちづくり」の3つの柱を推進していく方針としています。

これらの柱は、私が市長就任以来2年間取り組んできたことをまとめるものとも言えます。従来から進められてきた「歴史や文化を生かした観光の推進」に加え、4つの施策の柱を構築することで、より多角的で、他にない魅力的なまちづくりを進めていきたいと考えています。

また来年度は、都市計画マスタープランや立地適正化計画の策定、南長浜地域まちづくりビジョン、北部地域振興などに一定の目途をつけ、将来のまちの姿を市民と共有していくことが求められます。令和7年度からスタートする次の総合計画の検討につなげていくために、令和6年度は新たな取組を進める非常に重要な年となります。4つの柱をさらに深め、次の取組みが進められるよう、積極的な対応をお願いします。

一方で、新たな取組みを進めるためには、既存施策の必要性などを検証し、これまで以上に何を見直すのか、どこに経営資源の重点をシフトしていくかという視点が重要となります。今回の予算編成では、各部局長が経営者として、経営資源である「職員」と「予算」の配分を行える仕組みを構築し、その結果、各部局において積極的に予算の見直しを進めることができました。

その反面、予算の見直しを行う際には、不利益を受ける人が生じるおそれがあります。予めある程度の見通しを共有し、納得いただける方向に向けて調整を進めていくことが大切だと感じています。

人口減少の時代であり、これまで曖昧になってきた事項を含め、整理し、統廃合すべきものが今後も多くでてくると思いますが、市民への説明責任を果たしながら、あらゆる分野で見直しを進め、次の時代に向けた取組みにつなげていただくようお願いします。

今議会は、令和6年度に向けた出発点です。新たな取組みはもちろん、施策の見直しの視点を含め、市の施策の目的や内容が議員各位に十分伝わるよう、入念な準備をもって臨んでもらいたいと思います。また、各議員からの質問に対しては丁寧に答弁するとともに、単に質問に答えるだけではなく、各政策をPRする視点を持って取り組み、有意義な議論が進められるよう、協力をよろしくお願いします。