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あしあと

    一言主19 「かぼす」のご縁

    • [公開日:2023年11月1日]
    • [更新日:2023年12月18日]
    • ID:13705

    ※広報ながはまに毎月掲載している市長コラム「一言主」です。

    「かぼすのご縁」

     「かぼす大使」というものをご存じでしょうか。私の市長席には「かぼす大使」のネームプレートが飾っています。私は、裁判官をしていたころ、4年間、大分地方裁判所に赴任していたことがありました。その時、当時の大分県知事から「かぼす大使」に任命していただきました。
    この大使は、私のように全国から大分に赴任してきたものや、大分に深いかかわりのある人が任命され、大分県のPRにつながるように設けられたものです。今でいうところの「関係人口」のさきがけのような取り組みです。私はいま「長浜大使」を自認していますが、もう一つ大使職を持っているわけです。
     大分県は、自治体ごとに名産品を作る取り組みの「一村一品運動」が展開されたり、長浜と同じく昔からの街並みを生かした由布院のまちづくり運動など、独自の取り組みで活性化策を講じてこられました。
     また、歴代知事による企業誘致の運動が盛んであり、300を超える企業誘致を成功させ、一時期は、福岡県を抜いて九州一の工業県となったこともありました。
     そのような大分の「かぼす大使」会の名誉会長が、大手精密機器メーカー・キヤノンの御手洗会長です。元日本経団連会長でもあります御手洗会長は大分県出身であり、キヤノンは大分県にも多くの工場を立地されていまし、何より本市に立地する長浜キヤノンの親会社のトップでおられます。このような方と、同じ「大使」を務めさせていただけることは本当に貴重なご縁であると感じています。
     このご縁を元に、御手洗会長とも長浜や東京で何度か面談の機会をいただき、組織のトップとしての矜持を学ばせていただきました。
     また、長浜の経済についてのお考えをお聞きすることもできました。今後もこのご縁を活かして、地域の活性化につなげていきたいと考えております。