一言主21　病院再編とまちづくりについて

※広報ながはまに毎月掲載している市長コラム「一言主」です。

「病院再編とまちづくりについて」

　病院再編は、市政の重要課題であり、昨年9月4日に市の方針を発表し、県、医師の派遣大学、市内各病院及び湖北医師会らと協力し、診療科の再編、経営の一体化、日本赤十字社との交渉を進めてきたところです。
方針の内容については、概要版を先月全戸配布させていただきましたが、市立2病院の経営形態に日本赤十字社による指定管理者制度を導入し、市立2病院と長浜赤十字病院の経営を一体化し、多くの医師等が集まるマグネット病院群をつくり、長浜市が県北の健康医療都市の実現を目指すことです。
　一方、人口減少が進む日本社会の中では、政策により地域で切磋琢磨しています。長浜においても、地域の資源を生かし、魅力あるまちづくりをし、地元の人及び多くの地域の人に共感を得られる地域づくりを進めなければなりません。
　そして長浜には、生かすべき地域資源が数多あり、健康医療もその大きな要素です。11万4000人のまちに，大きな病院が4つもあり、かつさまざまなスポーツ活動が盛んです。人生百年時代と言われる中、「健康医療」は人を引き付ける大きな資源であり、まちづくりの積極要素です。
　マグネット病院群の実現ができれば、長浜に医師や看護師などの医療従事者が数多く集まること、病院施設だけではなく、介護施設や関連の民間施設等への投資がされること、医療ツーリズム等関連産業が発達することなど、波及効果が期待されます。想像するとワクワクします。
　県北の健康医療都市の実現、市民みんなで実現しましょう。