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あしあと

    一言主1 市長コラムタイトル「一言主」の由来

    • [公開日:2022年4月1日]
    • [更新日:2022年12月20日]
    • ID:11236

    ※広報ながはまに毎月掲載している市長コラム「一言主」です。


    市長コラムタイトル「一言主」の由来

     皆さん、初めまして。私は、この度長浜市長に就任しました浅見宣義と申します。私は、元高校球児ですので、高校野球を観戦するのが趣味の一つですが、もう一つの趣味があります。それは史跡めぐりです。年寄臭い趣味かもしれませんね。
     ところで、私は長浜市長になる前に33年6か月の間裁判官をしていました。裁判官として全国を転勤しましたが、奈良に居住している時に、史跡として訪れた葛城一言主神社という神社が印象的でした。この神社は、古事記の下つ巻に登場する一言主を祭る神社です。一言主は、古代日本史で専制君主とされる雄略天皇(21代天皇)に対し、「吾は悪事も一言、善事も一言、言い放つ神。葛城の一言主の大神なり。」と言って、雄略天皇を恐れ入らせたという神様です。一言で専制君主の天皇を恐れ入らせるとは、何ともいえませんね。そんなことは、私たちがまねできるわけではありませんが、人が話すとき、何か一言、印象的な言葉を発すると自分の記憶に残ることは、日常よく経験するところです。また、人が長話をする際にも、その人が何か一つのテーマをもって話していると、話の全体をよく理解でき自分の記憶に残るということもよく経験するところです。
     私は、一言主の逸話に倣い、人に話をする際には、一言で印象的な話ができないかと密かに心がけているのですが、なかなかそれはできません。ただ、今回、コラムの執筆をすることになりましたので、毎回印象的な「一言」又は印象的な一つのテーマで、このコラムを書ければと思っています。それで、このコラムは「一言主」というタイトルにする次第です。ぜひお読みください。

    挨拶風景

    ▲初登庁セレモニーにて