一言主10　長浜市役所の新しい組織文化

※広報ながはまに毎月掲載している市長コラム「一言主」です。

「長浜市役所の新しい組織文化」

　私は新年の挨拶で、市職員に次の3つの呼びかけを行いました。
　まず、「前向きにやりましょう」です。これは、私が市長就任時より呼びかけている言葉で、個々の職員の仕事への姿勢に焦点を当て、知恵を出して市民のために前向きな仕事をしましょうというものです。
　次に、「自由闊達な議論による政策形成とノン・コミットメントルール」です。これは、政策を練り上げられた合理性のあるものとするため、上司・部下、先輩・後輩、同僚同士を問わず、自由闊達な議論による政策形成を図りましょうというものです。また、こうした議論を保障するために、ノン・コミットメントルールを併せて提案しています。これは、結論を出すための過程では、自分の発言に最後まで責任を取る必要はなく、議論のうえ、より合理的な他の人の意見に乗りかえてもよいというルールです。
　最後に、「30年後も考えて行動しましょう」です。現在および近い将来だけでなく、長期的な将来を意識した行動をしましょうというものです。現在から約30年後の2050年は、ゼロカーボンの目標年です。子どもの未来も常に意識した行動を心がけたいものです。
　長浜市は、人口減少率が大きいまちですが、その対策となるまちづくりを推進するためにも、病院再編、教育改革、北部振興、南長浜の発展など大きなテーマでの諸改革が必要です。そのために、職員力と組織力でこれまで以上に最大限の機能を発揮できるよう、この3つの内容を呼びかけました。これらを市役所の新しい組織文化にして、長浜市の発展につなげていきます。