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あしあと

    クビアカツヤカミキリについて

    • [公開日:2025年7月18日]
    • [更新日:2025年7月18日]
    • ID:15968

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    クビアカツヤカミキリが長浜市で発見されました

    クビアカツヤカミキリは、サクラ、モモ、ウメなど主にバラ科の樹木の内部で成長し、被害木を枯死させる特定外来生物です。

    人体に直接的な影響はありませんが、クビアカツヤカミキリの幼虫は、樹木に寄生し、内部を食い荒らし枯らしてしまいます。

    クビアカツヤカミキリについて

    ・原産地
     南ロシア、モンゴル、中国、台湾、朝鮮半島、ベトナム
    ・体長
     2-4cm(触角は含まない)
    ・特徴
     胸部(クビのような部分)が赤色。全体は少し青みがかった黒色。ツヤがある。
     本種による人体への直接的な影響はなし。
     近畿地方では2015年に大阪府で発見され、その後、近畿府県の各地で被害が確認されています。
     成虫は6~9月頃に発生し、樹木へ産卵を行った後、死亡します。幼虫は2~3年かけて樹木内で成長します。

    幼虫

     樹の中で2~3年かけて成長し、成虫になると樹から出てくる。

     3月下旬から11月頃まで、幹や枝に開けた孔(排糞孔)から「フラス」を大量に排出する。

    成虫

     6月から8月頃発生し、樹に楕円の脱出孔を空け脱出する。

     樹皮に産卵する。1匹のメスから1000個以上産卵した例があるなど、非常に繁殖力が強い。

     成虫の寿命は2週間~1ヵ月。成虫は越冬しない。

    ・被害樹木

     サクラ、ウメ、モモ、スモモ、ハナモモ、アンズ、サクランボ等 バラ科の樹木

    ・主な被害

     幼虫は生きている樹に寄生し、樹の内部を食い荒らします。

     被害が進行すると、木は弱り、枯死し、最後は伐倒します。

    ・法律

     平成30年1月に「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」の特定外来生物に指定。

     飼養、保管、運搬、輸入、野外への放出等が禁止されています。 

    こんな状況を発見したら

    ・フラス(春~秋)

     幼虫は樹木内にいるため通常見えませんが、被害は生きている樹木の幹や根から幼虫が排出するフラスの特徴から、概ね判断することができます。

     大量のフラスやうどん状に固まったフラスなど、クビアカツヤカミキリによるものと疑わしい状況を発見した場合は、滋賀県自然環境保全課または長浜市環境保全課へ情報提供をお願いします。

    ※情報提供の内容:発見した日時・場所、成虫またはフラスの別、被害樹種、写真など

    ・成虫(初夏~夏)

     成虫を発見した場合は、殺虫剤の使用や踏みつぶすことなどにより駆除してください。

    ※特定外来生物の生きたままの運搬、飼育は禁止されています。

    情報提供先

    滋賀県自然環境保全課生物多様性戦略推進室  077-528-3483

    市 環境保全課                 0749-65-6513  

            

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