乳幼児期の食事の進め方
- [公開日:2025年9月26日]
- [更新日:2025年9月26日]
- ID:16048
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離乳食について
離乳食は、成長に伴い母乳・ミルク等では不足してくる栄養素を補い、乳汁から幼児食に移行する過程にあげる食事のことを言います。
子どもの食べる力は、母乳・ミルクを吸うことから、食べ物を噛みつぶして飲み込むことへと発達していきます。
そのため離乳期は、赤ちゃんが母乳・ミルクから幼児食へ移行し、食の自立へ向かう第一歩の時期です。
個人差があるため、赤ちゃんのペースに合わせて進めていくことが大切です。

始めるタイミング
開始時期の赤ちゃんの目安として、
・首のすわりがしっかりしている。
・支えてあげると座れる。
・食べ物に興味を示す。
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる。
などがあげられます。
赤ちゃんの発育や発達には個人差がありますが、目安として生後5~6か月頃を勧めます。

離乳食の注意点
・離乳食の食材は加熱したものを与える。
・新しい食材は1種類を1さじから始め、問題がなければ徐々に増やす。
・食物アレルギーへの配慮は必要ですが、予防のために食物の摂取開始を遅らせても、食物アレルギー予防には効果がないとされているため、赤ちゃんの成長に合わせて、適切なタイミングでさまざまな食材を取り入れる。 「小児アレルギー疾患 保健指導の手引き」より
・ハチミツは乳幼児ボツリヌス症予防のために1歳までは与えない。

離乳食の進め方

赤ちゃんの成長に合わせて食べ物の量や種類、形を工夫することは、身体の成長だけでなく、口や舌を動かす力を育てるためにも重要です。
また、決まった時間に食事をすることで生活リズムが整い、心身が元気になり、家族と一緒に食べて食事の楽しさや食べたい意欲を育てるきっかけにもなります。赤ちゃんは、大人が美味しく食べる様子を見て、食への興味関心や食べる意欲を育てていきます。
「すこやか手帳」の離乳食の進め方を参考にしながら、赤ちゃんに合ったペースで無理せず進めましょう。
また、「離乳食を作ろう!」初期~完了期までの動画もオススメです。短い動画になっていますので、ご家庭で気軽にご覧ください。
■「離乳食を作ろう!」の動画はコチラ別ウィンドウで開く
「離乳食の進め方」のダウンロードはこちら。

離乳初期(生後5~6か月)
初期は離乳食を飲み込むこと、その舌ざわりや味になれる時期です。開始は10倍粥から始めます。
食べ方は、口唇を閉じて、口に入ったものを舌で前から後ろへ送りこむことができます。
食べる量は気にせず、毎日与えて離乳食に慣れていきましょう。
初期の進め方の動画 ■10倍粥の作り方はコチラ別ウィンドウで開く ■野菜・たんぱく質編はコチラ別ウィンドウで開く

離乳中期(生後7~8ヶ月頃)
中期は、舌でつぶせる固さの離乳食を1日2回あげて、生活リズムを確立していきます。母乳・ミルクは離乳食の後と授乳のリズムに沿って飲ませてあげましょう。
食べ方は、舌が食べ物を上顎に押し付けてつぶして飲み込むようになります。
この時期は、ハイハイができる等、筋肉が育つため、たんぱく質が必要となります。脂肪の少ない肉等が食べられるようになります。
また、鉄分が不足するため、赤身魚などを離乳食から補っていきましょう。
中期の進め方の動画 ■中期編はコチラ別ウィンドウで開く ■とろみ・だし編はコチラ別ウィンドウで開く

離乳後期(生後9~11ヶ月頃)
後期は、歯ぐきでつぶせる固さの離乳食を1日3回にし、量を増やしていきます。食後の母乳・ミルクは徐々に減っていきます。
食べ方は、舌で食べ物を奥の歯茎に寄せてつぶして食べようとする様子も見られるようになります。丸のみ、早食いが見られる場合は、食事の形状を見直しましょう。
後期の進め方の動画 ■後期編はコチラ別ウィンドウで開く

離乳の完了
完了は、形のある食べ物を噛みつぶすことができるようになり、栄養の大部分を食べ物からとることができるようになります。食事は1日3回になり、必要に応じて補食を1~2回食べます。
食べ方は、手づかみ食べで前歯でかじり取る練習をして、一口量を覚え、やがてスプーンやフォークを使うようになって、自分で食べる準備をしていきます。
完了期の進め方の動画 ■離乳食の完了編はコチラ別ウィンドウで開く

幼児食について
幼児食は、離乳食が完了し、栄養を食事でとるようになります。
食事は1日3回で時間を決めて生活リズムを整えて食事ではとりきれない栄養は補食で補います。
大人と同じようなものが食べられるようになってきますが、味付けは薄味です。
食べ方は、大きくて固さのある食べ物が食べられるようになりますが、個人差があるため、噛む力や歯の生え具合にあわせて調整しましょう。
また、食べムラが出てくる時期です。食事の内容や食べやすさの工夫をしながら、見守りましょう。

乳幼児の食事や栄養で困ったら

お子様の食事や栄養のことで困って相談したいときは上記を参考に自分にあった相談スタイルを選びましょう。
栄養士や保健師がお子様のお食事のお手伝いをしますよ。
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