【令和7年12月2日】北近江豊臣博覧会の開催について等

本日の庁議の案件にもありますが、来年2月から「北近江豊臣博覧会」が開催されます。この博覧会は、大河ドラマ「豊臣兄弟！」の放送を契機に、地域経済の持続的発展を目指して開催するものです。本市の魅力を全国に発信するとともに、地域内外から多くの方々に訪れていただくことで、歴史・文化資源による地域の魅力向上と観光振興による地域の活性化を目指しています。

博覧会では、市全体を3つのエリアに分け、それぞれの地域が持つ歴史的な特性を活かした受入体制を整備するとともに、長浜450年を契機につながったプラットフォームを核として、地域の力を最大化し、地域が一体となって市民主導で事業を推進することとしています。また、名古屋市や大和郡山市といった関連自治体とも連携し、効果的な誘客宣伝活動を行うことで、本市の魅力を広く発信していきたいと考えています。

訪れる人々が長浜の素晴らしさを肌で感じ、「また来たい」と思ってもらえるような博覧会を目指したいと考えています。ぜひ職員の皆さんもご家族とともに博覧会に足を運んでいただき、長浜市の魅力を再発見していただければと思います。

今回実施したシティプロモーション・PV（プロモーションビデオ）制作プロジェクトは、「長浜市未来こども若者計画」で掲げる「こども若者と大人が『笑顔』になる回数が増えている未来」を形にする取組の一環として、高校生や大学生、親子など6組9人の方に参加いただき、長浜の魅力をそれぞれの感性で映像として表現していただきました。

11月24日の上映発表会では、一般部門で、小学生と保護者が制作した長浜に棲む生き物と向き合う楽しさや魅力を伝える動画が最優秀賞となり、高校生部門では、高校生2人が制作した、長浜駅から大通寺までの観光スポットをリアルタイムアタック形式で紹介する動画が最優秀賞となりました。いずれも、こどもや若者ならではの視点とアイデアにあふれた作品で、私も大変感心したところです。

また、職員採用DXでは、若手職員が中心となってオリジナル動画コンテンツを制作し、発信することで、長浜市役所で働く魅力を広く発信するほか、オンライン就職イベントを開催し、県内の複数自治体と連携しながら就職希望者に対するアプローチを行いました。

こうした高校生・大学生や若手職員といった若者が主体的に長浜のPRに関わり、デジタル技術を活かして活躍している姿は大変心強いものです。今後も、若者が力を発揮できる環境づくりを各部局で進めていただくようお願いします。

なお、今回のプロジェクトは、私が市長に就任してからキヤノンの御手洗会長とお会いしたご縁をきっかけに実現へと結びついたものです。今回の取組を通じて、庁外のさまざまな方とのつながりを築くことが、施策実現の大きな原動力に通じると実感したところです。皆さんにもぜひ、こうした人脈づくりを積極的に行い、外部の知恵や力を取り入れた施策展開に挑戦していただきたいと思います。