【令和7年5月21日】次年度の施策構築・予算編成について

本日の庁議では、次年度に向けた施策構築及び予算編成に向けた基本的な考え方について審議をいただきます。

施策構築に向けては、令和8年度が総合計画第3期基本計画の最終年度となること、また、次期総合計画へつなぐ重要な年度となることから、年度当初にお示しした『長浜市の未来図』に掲げる方向性に沿って「施策構築方針」を策定することとしています。

この方針に基づいて、「ヒト」「モノ」「カネ」の経営資源の重点化や対策の具体化を図っていくとともに、新たな施策を進める上で必要となる経営資源を生み出すための取組も同時に議論していきたいと考えています。

予算編成については、物価上昇をはじめ、人件費や扶助費などが増加する傾向にある一方で、税収の伸びは限定的であることから、これまで以上に厳しい財政状況が予想されています。このため、今回お示しする「健全財政に向けた取組方針」に基づいて、「総合計画を実現するための財源の確保」及び「将来に負担を先送りしないための財政健全化」を基本的な考え方として、これまで以上に既存の事務事業の必要性や効果を徹底的に見直した上で、真に必要な事務事業のみ予算化する方針ですので、この点を十分認識いただいて、早い段階から事務事業の見直しの検討を進めてください。

なお、病院事業に関しては、7月上旬に病院から経営改善策が出される予定です。病院事業の経営改善については、自主的に再建に向けて取り組んでいただいています。今後の展開について、皆さんには十分注視をお願いします。

こうした財政（「カネ」）の取組と合わせて、「ヒト」については、人件費に係る財政負担が過大となっていることから、人員配置はゼロベースで検討することとしています。また、公共施設（「モノ」）については、公共施設等総合管理計画への着実な取組を進めていき、市全体で経営資源の最適化を図っていきたいと考えています。

各部局においてもさまざまな事情があると思いますが、政策目標の実現と財政の健全化の両立を図ってこそ持続可能な行政経営を行うことができますので、庁内一丸となって取り組んでいただくようお願いします。