【令和6年7月3日】「骨太の方針2024」を受けて等
- [公開日:2024年7月9日]
- [更新日:2024年7月9日]
- ID:14524
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「骨太の方針2024」を受けて
先月、政府から「経済財政運営と改革の基本方針2024」(骨太の方針)が発表されました。
この方針は、国の将来像と実現に向けた重点政策を示したものであり、地方自治体にとっても重要な指針となります。
今回の骨太の方針は「成長型の新たな経済ステージへの移行」と「今日的な社会課題への対応」、そして「持続可能な経済社会の実現」を主題にしてそれぞれ政策が示されています。
その中で、本市を取り巻く社会環境や地域の課題、特性をふまえ、次の3つのポイントを重点的に取り上げたいと思います。
1 今後の経済社会を支える産業誘致と中小企業の活性化
大幅な円安や国内回帰等により、企業の設備投資は高い水準にあるため、この機会を逃さず、民間投資の積極的な支援を行い成長産業の誘致を図っていきます。特に県の産業立地開発による企業誘致やバイオ大学を中心とした産学連携によるスタートアップへの支援を行っていきます。
2 観光産業の高付加価値化
来年の国スポ・障スポ大会、再来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」など、今後、国内外から多くの来訪者が期待できます。本市固有の地域資源や文化資源を磨き上げ、特別な体験の提供や多様な観光コンテンツの造成、ラーケーションとの連携、スポーツツーリズムなどの施策を推進します。また先日、官民38団体が参画した博覧会実行委員会が設立されました。市内にはさまざまなイベントや観光資源がありますが、相互に連携を図り相乗効果が得られるような取組を推進します。
3 健康寿命の延伸と生涯活躍社会の推進
人口減少や労働力不足に対応するために、女性・高齢者等の高い就労意欲をふまえ、年齢や性別にかかわらず生涯活躍できる環境整備を推進します。その基礎として健康であることが第一であり、若年期からの健診受診や健康づくり、介護予防の取組のほか、健康増進につながるスポーツや運動機会の充実を図ります。
こうした国の考えや方針に基づくことにより、さまざまな支援が得られ、より効果的な施策展開が期待できるため、しっかりと情報収集と共有を図り、今後の施策立案に生かしていただくよう、お願いします。

防災、減災対策について
6月下旬に梅雨入りしましたが、今週はじめ市内でも100mmを超える大雨となりました。幸い本市では被害等ありませんでしたが、米原市では土砂災害が発生し、住宅被害も出ています。温暖化の影響もあり、大雨による河川の氾濫や土砂災害、浸水被害の発生リスクが年々高まっており、市民の安全と生活を守るために万全の備えが求められています。
ちょうど今、長浜城歴史博物館では「湖北の水害」という企画展が開催されています。これは明治時代に長浜で実際に発生した水害について取り上げられたもので、当時の被害状況や、水害発生時の混乱、人々が助け合って災害に立ち向かった様子なども紹介されています。
本市は2年前にも大雨による河川の氾濫で大きな被害が発生しており、今後、このような災害が再び起こる可能性も否定できません。過去の災害を教訓にする意味でも、この企画展は多くのことが学べる機会でもあり、ぜひ皆さんには足を運んでいただきたいですし、自助・共助の観点から市民の方々にもご覧いただきたく、皆さんからの情報提供も合わせてお願いしたいと思います。
お問い合わせ
長浜市未来創造部政策デザイン課
電話: 0749-65-6505
ファックス: 0749-65-4006
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