【令和6年12月17日】今年の市政を振り返って
- [公開日:2024年12月20日]
- [更新日:2024年12月20日]
- ID:15123
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今年の市政を振り返って
本日は、今年最後の庁議となりますので、職員の皆さんに感謝の意を込めながら、この一年を振り返り、私が感じたこと、皆さんにお伝えしたいことを申しあげたいと思います。
今年は、災害対応の重要性を改めて実感させられる一年でした。元日に発生した能登半島地震や9月の豪雨災害では、多くの方が被災され、避難生活を余儀なくされました。さらに過去最も暑い夏となった8月には「南海トラフ地震臨時情報」が初めて発表されるなど、危機管理の重要性と災害対応の迅速化、また平時から市民と行政の情報共有の徹底を改めて認識するきっかけにもなりました。
また、消滅可能性自治体の問題や出生数の急減など、人口減少に関連するトピックも目立ちました。人口規模の縮小を与件とし、未来を見据えた長期的な政策立案がますます重要とされる状況になりました。
こうした中で、本市においても直面するさまざまな課題に対して積極果敢に取り組んでいただきました。以下、4つの取組を取り上げたいと思います。
まずは病院再編です。先日も報告したとおり極めて厳しく難しい局面となりましたが、持続可能な地域医療体制の確立と市財政の堅守を両立させるべく、この難局を乗り越える努力を続ける覚悟であります。
2つ目は大学改革について、若年人口が減少する中、地域の大学として存在価値を高めていくために、産官学金連携によるコンソーシアムの設立に至ったことは本当に大きな成果であったと思います。この組織を中心に多様な連携を進め、地域発展に寄与する仕組みづくりをさらに推進していきたいと考えます。
3つ目は産業用地開発です。産業界や地元の要望をふまえ、まちづくりの視点を含めた適地を選定いただきました。特に米原市との共同実施は、これからの自治体連携のモデルとなる価値ある取組だと考えています。県からの対応については思うところはありますが、最大限協力をいただきながら、地域の産業振興の起爆剤として実現に向けて引き続き取り組みたいと考えています。
4つ目として各地域の実情に即した取組を挙げたいと思います。まず北部地域では旧高月中学校跡地や旧杉野小中学校、大見いこいの広場やウッディパル余呉など、各施設や用地の新たな利活用に向けて着実に進められました。そのほか中山間・農山村地域では、買い物支援のエリア拡充やデマンドタクシー地区の拡張など、生活を支える機能と利便性の維持向上が図れました。
私は年初に「今年は政策の芽を一層大きく育てていく一年にしたい」と申し上げましたが、皆さんの力によって、今述べたことに限らず、本当に多くの成果を生み出すことができたと感じています。まさに司司で努力を重ねていただいた結果であり、改めて感謝申し上げたいと思います。
今年も残すところあと2週間ほどとなりました。1年間頑張っていただいたご自身、生活を共にしたご家族を労り、心身をゆっくりと休めてほしいと思います。
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