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    【実証栽培】加工用トマト(産地化R3)

    • [公開日:2022年3月31日]
    • [更新日:2022年6月14日]
    • ID:10067

    加工用トマトの実証栽培に挑戦!

    長浜市は、カゴメ株式会社(本社:名古屋市)、ヤンマーマルシェ株式会社(本社:大阪市)と連携し、小谷城スマートインターチェンジ栽培実験農場において、トマトジュース向け加工用トマト(カゴメ全量買い取り)の実証栽培に取り組んでいます。

    本事業は、カゴメ株式会社から栽培方法・技術の提供、ヤンマーマルシェ株式会社から栽培支援を受け、実験農場の管理者である地元農業法人有限会社湖国農産が肥培管理等を行います。
    また、定植や収穫を機械で行うことによる省力化や、土壌センサーや定点カメラを使った遠隔地からの栽培指導にも挑戦します。

    今回の実証栽培を検証し、市内での生産拡大を進め、加工用トマトの産地化を図り、市内の農業者の経営の安定化及び地域農業の持続的発展を目指します。

    栽培記録

    令和3年4月20日 定植

    この日は、約30アールの圃場(露地)に、ヤンマー製の移植機を使い、トマト苗約5000本を定植しました。

    令和3年5月12日 防除開始

    この日からブームスプレーヤー(農薬を散布する機械)を用いての防除を開始しました。収穫期を迎えるまでの間、定期的に防除を行い、病害虫の発生を防ぎます。

     (本ページはウェブアクセシビリティに対応していません)

    令和3年6月7日 枝分け・追肥

    着果を促進し、枝が横に広がるようにするため、「枝分け」の作業を行いました。

    また、畝間に追肥を施し、株元の草を取り除きました。

    令和3年6月29日 防除・液肥散布

    定期的な防除とあわせて、液肥を散布し、生長を促します。

    着果したトマトもだんだんと大きくなってきました。皮が固く、少し長細い形をしています。

    令和3年7月21日 手作業での収穫

    どのくらいの人手と時間が必要かを検証するため、手作業での収穫を行いました。十分に熟した果実のみを選んで小さなコンテナに収穫し、いっぱいになれば専用の鉄コンテナに移す作業を繰り返します。炎天下、熱中症対策としてこまめに休憩しながら作業を進めました。

    令和3年7月27日 機械収穫

    加工用トマト専用の収穫機を用いて収穫作業を行いました。オペレーターが運転する機械の後部に2~3人が乗り、選別します。暑い時期の収穫作業を機械化することで、農業者の負担を大幅に軽減することができます。

     (本ページはウェブアクセシビリティに対応していません)

    実証栽培の結果

    天候不順等により、目標反収に到達することはできませんでしたが、定期的かつ適切な防除や施肥により、病気はほとんど発生せず、収穫されたトマトの糖度は高く、実需者の品質基準を満たしました。
    また、加工用トマト専用収穫機による収穫では、大幅な時間短縮を図ることができました。
    令和4年度においては、今回の実証栽培の成果と課題を踏まえ、市内の生産者のご協力のもと面積を拡大し、引き続き企業連携による実証栽培に取り組み、県内初となる加工用トマトの産地化をめざします。

    リンク等(SNSでも随時情報発信中)

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    長浜市産業観光部農業振興課

    電話: 0749-65-6522

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