【実証栽培】キュウリ「ワントップ」(施設園芸の振興)
- [公開日:2022年7月20日]
- [更新日:2022年7月20日]
- ID:11754
市は小谷城スマートIC栽培実験農場において、県、JA北びわこと連携し、施設園芸による市場ニーズの高い農産物の実証栽培に取り組んでいます。
20mハウス北棟(1.5a)では、晩夏から冬季の高単価が期待できる時期にキュウリを栽培し、収益性の検証を行いました。
実証栽培では、JA全農が推奨する隔離床養液栽培装置「うぃずOne」を用いてのキュウリ栽培が可能か、想定される収量を達成できるかについて確認しました。
栽培記録
令和3年7月30日 定植
1つの栽培槽に2株定植しました。病気にかかりにくくするため、台木をカボチャとする接ぎ木苗を採用しました。
令和3年9月5日から 収穫・出荷開始
キュウリは生育が早く、開花から5日程度で収穫可能となります。放置すると翌日には約2倍の大きさとなり、苦みが出るため、適期に収穫することが重要です。
収穫したキュウリはすべて直売所に出荷しました。
結果
出荷量:1,253㎏
収支:367,563円
延べ作業時間:184時間
収支の詳細はこちら
考察
- 1株あたりの収量は4.6㎏となり、目標の5㎏/株には及びませんでした。
- うどん粉病の発生による収量低下が見られたため、耐病性のある品種の導入や定期的な防除の徹底が必要と考えられます。
- 曲がり果が多く発生したため、市場出荷はできませんでした。これを改善するには、潅水管理を注意深く行う必要があります。
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