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    【ブランド化】長浜伝統野菜「尾上菜」高付加価値化報告会

    • [公開日:2022年6月15日]
    • [更新日:2022年6月15日]
    • ID:10865

    途絶えつつある長浜伝統野菜「尾上菜」を守り、その価値を高めたいという地元の願いを受け、長浜バイオ大学、長浜農業高等学校、滋賀県調理短期大学校、一般社団法人バイオビジネス創出研究会、長浜市が連携して進めてきた取組の成果を紹介する報告会を小谷城スマートインターチェンジ栽培実験農場で開催しました。(令和3年11月13日)

    長浜バイオ大学によるF1品種の作製

    長浜バイオ大学別ウィンドウで開くの蔡晃植学長からは「尾上菜」のF1品種(※1)作製に至るまでの研究やその過程で得られた知見が紹介されました。圃場には従来品種と新たな品種が並べて栽培されていますが、新品種には雑種強勢(※2)が顕著に現れており、参加者らは、高収量を実現する育種の技術に感嘆の声を上げていました。
    ※1 遺伝的に異なる系統の親を交配して得られる作物の品種で、大きさや生育速度などで、両親をしのぐ。
    ※2 遺伝的に異なる両親の間に生じた雑種に現れる優れた性質をいう。両親の組合せによってその程度は異なる。

    長浜バイオ大学が開発した新品種の尾上菜(手前) 雑種強勢が顕著に現れている

    長浜農業高校による生育調査と栽培方法の確立

    長浜農業高校別ウィンドウで開くからは農業科の2,3年生7名が参加し、尾上菜の系統ごとに形態的特徴の調査や比較を行ってきたことを報告しました。また、害虫による食害を防ぐため、不織布を用いた栽培や適切な防除方法を検討してきたことに触れ、今後、地域での栽培に生かせる手法を紹介しました。

    滋賀県調理短期大学校による尾上菜の新しい食べ方の提案

    滋賀県調理短期大学校別ウィンドウで開くの三上保彦校長は、過去2年間にわたり尾上菜レシピの開発に取り組んできたことや、学生らの課題に尾上菜を取り入れ、食感や調理のしやすさに関するアンケート調査を行っていることを報告しました。

    現在、小谷城スマートインターチェンジ栽培実験農場のビニールハウスでは、長浜バイオ大学により尾上菜のF1品種の親株を栽培中です。来春に受粉作業、初夏に採種作業が行われます。

    尾上自治会では、採種されたF1品種の種子の提供を受け、流通拡大をめざして「尾上菜」の生産を検討されます。

    リンク等(SNSでも随時情報発信中)

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    長浜市産業観光部農業振興課

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