【実証栽培】キャベツ増収 根こぶ病対策(緑肥、エン麦・オラクル)
- [公開日:2022年6月9日]
- [更新日:2022年6月29日]
- ID:11576
市は小谷城スマートインターチェンジ栽培実験農場において、県、JA北びわこと連携し、緑肥等を用いた根こぶ病対策の実証を行っています。
栽培記録
令和4年6月2日 エン麦刈り取り
圃場東側で栽培していたエン麦が出穂期を迎え、草丈が100㎝程になりましたので、ハンマーナイフモアを用いて刈り取り、細断しました。
細断したエン麦は、7月中旬までに圃場にすき込む予定です。
エン麦の刈り取り、細断(圃場東側)
刈り取り、細断後の圃場東側
令和4年3月25日 エン麦播種
圃場の土壌分析と根こぶ病菌検査のために土壌サンプルを採取した後、エン麦「ヘイオーツ」を圃場の東半分に播種しました。
圃場から土壌サンプルを採取
播種後約1か月、生育期のエン麦(右が圃場東側(エン麦あり)、左が圃場西側(エン麦なし))
実証栽培
市内でのキャベツやブロッコリーの栽培拡大に伴い、これらアブラナ科野菜の生育を阻害し、品質・収量を低下させる「根こぶ病」の発生が問題となっていることから、「根こぶ病」対策に効果があるとされるエン麦「ヘイオーツ※1」と「オラクル※2」の組み合わせによる圃場への施用を実証します。
※1「ヘイオーツ」 根こぶ病対策に効果があるとされる緑肥用のエン麦の品種で、出穂期前に刈り取り、細断し、圃場にすき込みます。
※2 「オラクル」 土壌中の根こぶ病菌密度を低減させる殺菌剤で、緑肥等との併用によりその効果が高まるとされています。
実験農場では、北西側にある約20aの圃場を2分割し、圃場の東半分にエン麦「ヘイオーツ」と「オラクル」を、圃場の西半分に「オラクル」のみを散布します。その後、キャベツを栽培し、その収量等の比較により効果を確かめます。
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