【実証栽培】キャベツ・タマネギ(1年2作)
- [公開日:2022年3月27日]
- [更新日:2022年5月17日]
- ID:10340
市は小谷城スマートインターチェンジ栽培実験農場において、JA北びわこと連携し、水田を活用した市場ニーズの高い農産物の栽培に挑戦しています。
南側圃場(17.4a)では、11月のキャベツ収穫後、同月末からタマネギの栽培を開始し、キャベツ・タマネギの1年2作体系の実証を行いました。
実証栽培では、昨年の長雨の影響で収穫が遅れたことを踏まえ、今回は梅雨明けに収穫時期を迎える晩生品種「もみじ3号」を導入し、その収量や品質を確認しました。
栽培記録
令和2年11月30日 定植
もみじ3号を定植しました。
栽培管理
防除
除草剤・・・定植後と、2月中下旬から3月上旬にかけて月2回程度除草剤を散布します。
殺菌剤・殺虫剤・・・3月上旬から収穫前まで定期的に散布します。
追肥
3月上旬に追肥を行います。
令和3年6月23日 収穫作業1 掘り取り
掘り取り機で玉ねぎの葉を切りながら土から起こします。その後、1週間程度圃場に置き乾燥させます。
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令和3年6月30日 収穫作業2 拾い上げ
圃場で乾燥させた後、拾い上げ機で圃場の玉ねぎを拾い、コンテナに積み込んでいきます。
乾燥施設でさらに3日間ほど乾燥させ、出荷します。
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結果
品種名 | 圃場面積 | 販売重量 | 反収 | 収支 |
---|---|---|---|---|
もみじ3号 | 17.4a | 4,894kg | 2.8t (目標反収:4t) | 124,298円 |
延べ作業時間:34時間
考察
- 目標反収4tに対し、実績は2.8t。昨年は豊作でしたが今年は天候不順により、県全体としても不作でした。
- 玉ねぎ苗の定植は10月下旬に行うのが望ましいですが、前作のキャベツの収量確保のため収穫を遅らせた影響で、タマネギ苗の定植が1か月遅れてしまいました。
- 結果として栽培期間が短くなったため、収量があまり上がらなかったと考えられます。
- キャベツ・玉ねぎの1年2作体系では双方の栽培期間を十分に確保するのは難しく、JA北びわこ管内でこの体系を展開するのは困難と考えられます。
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