学校・園活動紹介44「未来を創る子どもたち」～虎姫学園～

広報ながはまに毎月掲載している学校・園活動紹介「未来を創る子どもたち」です。

　子どもたちの健やかな成長を願う虎姫地域・保護者の皆さんの熱い想いと温かいご理解、ご協力のもと、虎姫学園が施設一体型小中一貫教育校として、今年4月に開校しました。虎姫地域は認定こども園、小学校、中学校、高等学校が隣接しており、かねてから連携して教育活動に取り組んできました。小中一貫教育校となり、さらにその連携を生かし、9年間を見通した教育課程の中で子どもたちの確かな学力の定着を図っています。

　虎姫学園の特色の一つに、言葉の力を高める「ことば科」の取組みがあります。これからの時代を生きる子どもたちには、人とつながる力が必要です。自分の思いを伝え、相手の思いを受け止められるように「ことば」を大切にした学習の実践を進めています。素読や暗唱、川柳の取組みをはじめとして、授業の中でも「書く」「話す」「聞く」力の向上を図っています。

　1～9年生が同じ学校でともに学んでいるのも本校の強みです。後期課程(7〜9年生)の教員が前期課程(1〜6年生)の授業にも関わり、外国語や社会、理科、音楽、体育などで教科担任制を取り入れています。5・6年生はこれにより専門的な指導を受けることができ、学習への意欲が高まっています。

　また、前期課程と後期課程の児童生徒がともに活動する機会も積極的に計画しています。

　今年度はコロナウイルス感染拡大防止のため実施が難しい状況ですが、これまでに運動会での全校種目や、6年生の部活体験、7年生から5年生に向けてのポスターセッション等に取り組んできました。これからも異学年交流等を通して、豊かな人間性と社会性を育てていきたいと考えています。