学校・園活動紹介52「未来を創る子どもたち」～田根小学校～

広報ながはまに毎月掲載している学校・園活動紹介「未来を創る子どもたち」です。

　田根小学校は、校歌の中で「田園田根」と歌われているように、のどかでおおらかな自然に恵まれた環境にあります。学区からは多くの先哲が世に出られ、特に「五先賢」といわれる相応和尚、海北友松、片桐且元、小堀遠州、小野湖山の5人は地域の誇りでもあります。

　本校でも「五先賢学習」と題して、5人の先哲にまつわる伝統的な学習が続いています。具体的には、1年生は五先賢にまつわるカレンダーづくり、2年生は小野湖山にならって習字の体験、3年生は海北友松にならって墨絵に挑戦します。4年生は相応和尚の座禅体験、5年生は遠州流の茶道体験、6年生は片桐且元の歴史探訪を行います。毎年学年ごとに体験活動を積み重ね、5人の先哲の偉業についてより深く理解します。

　ほかにも、地域づくり協議会や学校運営協議会をはじめとする、地域のたくさんの皆さんから支援と協力をいただきながら、米作りやひょうたんの栽培、木工工作や森の授業、コウノトリのエサやりなどのふるさと学習に取り組み、体験とともに地域のよさを学びます。

　「五賢（ひじり）の血潮うけつぐわれら」と校歌にあるように、これらの学習を通じて、子どもたちには、郷土に誇りを持ち、地域を愛し、地域に貢献できる人に育ってほしいと願っています。